アウディF1、初日だけで罰金2件・約220万円!フロアをシートで隠し規則違反 特殊なガレージ事情も例外認められず/F1メキシコシティGP
2026年F1第19戦メキシコシティGPで、アウディがガブリエル・ボルトレートのマシンのフロアをシートで覆ったとして、FIA(国際自動車連盟)から5,000ユーロ(約88万円)の罰金を科された。
アウディはフリー走行1回目(FP1)でも、フレディ・スレーターのマシンを危険な状態で送り出したとして7,500ユーロ(約132万円)の罰金を科されており、初日の罰金総額は1万2,500ユーロ(約220万円)となった。
■フロアをシートで覆って運搬、マシン下部での作業も隠す
FIAが発行した公式文書によると、フリー走行2回目(FP2)、アウディのチームスタッフがボルトレートのマシンのフロアを大きなシートで覆ったまま、一方のガレージからもう一方のガレージへ運搬した。さらに、メカニックがマシン下部で作業している間にも、別のシートを使って外部から作業の様子が見えない状態にしていた。
FIA技術代表から報告を受けたスチュワード(審査委員)は、チーム関係者への聴取と映像の確認を行い、2026年F1競技規則第B3.3.1条への違反を認定した。
■アウディ、特殊なガレージ配置を理由に説明
アウディ側は違反を認めた上で、今回割り当てられたガレージの特殊な配置が主な理由だったと説明した。チームが使用する2つのガレージの間には、別の関係者が使用するガレージがあり、フロアを移動させる際には第三者から見える場所を通る必要があったという。そのため、運搬中のフロアをシートで覆ったと説明した。
しかし、スチュワードはこうした事情を認めながらも、規則で認められた例外には当たらないと判断。さらに、マシン下部での作業を別のシートで隠した行為も問題視し、チームに約88万円の罰金を科した。
■FP1でも冷却ファンを装着したまま走行
アウディはFP1でも、スレーターのマシンを、右側ラジエーターの吸気口に冷却ファンが取り付けられたままコースへ送り出していた。冷却ファンは脱落しなかったものの、脱落する危険性があったとして、FIAはチームに約132万円の罰金を科している。
これにより、アウディは初日だけで2件の違反が認定され、罰金総額は約220万円(1万2,500ユーロ)となった。いずれもチームに対する罰金処分で、ドライバーの順位や選手権ポイントへの影響はない。