インドGP決勝(28日実施)を前にフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)があやうく本気で「キレる」ところだったとイタリア紙『La Stampa(スタンパ)』が報じた。
『La Stampa(スタンパ)』紙によるとアロンソはインドGPの予選後、フェラーリのテクニカルディレクターを務めるパット・フライがふがいない予選結果をドライバーのせいにしていたと知り、激怒した模様だ。
フライはアロンソが予選で5番手になった後、「この結果は私どもの今の実力を反映している」と述べた。
しかし、アロンソの怒りを買ったのは次の部分だ。
「私どもが今日、目指していた位置を獲得するには完ぺきである必要があったが、そうではなかった。実現可能な目標だったにもかかわらずだ」
『La Stampa(スタンパ)』はこのコメントを耳にしたアロンソが「キレた」と伝えた。
「ドメニカリ(ステファノ・ドメニカリ/チーム代表)がなだめようとしたが、話し合いは夜中の1時まで続いた」と『La Stampa(スタンパ)』は加えている。
アロンソはインドGP開幕前、「フェラーリがクルマの改良についていつも声たかだかに話しているけど、ここ数レースでF2012(フェラーリの2012年型車)に実際は何の改善も行われなかった」と嘆いていた。
また、今回アロンソがタイトル争いの構図を「アロンソ対レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューイ」と明言したのも、裏を返せばフェラーリの技術担当者に対するあてつけともとれる。
さらに『La Stampa(スタンパ)』紙は、アロンソがツイッターのフォロワーに向けて「僕の120万人いるフォロワーたちに知っておいてほしい。フェラーリのリア部分の主な空力パーツは5月の時点と何1つ変わっていない」と下書きまでしていたが、「送信ボタンを押さないようアロンソを説得するのに多くの時間を要した」と伝えている。
これに対しドメニカリは「あなたたち(マスコミ)はありもしない話を作り出すのがうまいね」とコメントした。
フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロに至っては『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に「アロンソはエンジニアたちにハッパをかけて正解」と述べた。
気になるツイッターであるが、アロンソはフォロワーたちに残り3戦を最後まであきらめずに戦い抜く心意気をツイートするにとどまっている。本人が崇(あが)めてやまない日本の武士道から言葉を引用し「刀が折れたら素手で戦え。腕を切られたら肩や歯を使ってでも敵に立ち向かえ」と記した。