F1のトップチームであるレッドブルとメルセデスAMGが、F1タイヤ公式サプライヤーであるピレリに対し、供給するタイヤを昨年のものに戻して欲しいと望んでいるようだ。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、レッドブルとメルセデスAMGが、ピレリの今シーズン用タイヤは、力のあるクルマに対して不利益を及ぼすものであり、それは公平ではないと指摘しているという。
実際のところ、かつては高いダウンフォースによってタイヤの摩耗を抑えるようとする傾向があったが、今ではそれと逆の現象が起こりつつあるようだ。さらに、レッドブルとメルセデスAMGはそのことが安全性の問題をもたらすことにもつながるとしている。
記者のミハエル・シュミットは、「エイドリアン・ニューイ(レッドブル最高技術責任者)は、ダウンフォースと摩耗の間に直接的なつながりを持たせた」と書いている。
また、昨年最年少で3年連続F1チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)も、「クルマがよければよいほど、悪い状態に陥ってしまうんだ」と認めた。
もうひとつ不満として上がってきているのが、ロータスがかつてルノーF1チームだった時期に設計した2010年型車のルノーR30を唯一のサーキットテスト用車両としてピレリに供給したことで、不公平に優位性を得ているというものだ。
レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、「ピレリのタイヤがこのタイプのクルマのために設計されていることは明らかだ」と語り、さらに次のように付け加えた。
「現在のロータスのクルマは同じDNAを持っているんだ」