F1でトップクラスのブランドを失う事になっても、F1の最高権威であるバーニー・エクレストンはミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)の引退を支持している。
エクレストンは「ミハエルが引退するには良い時期だ」と語ったと『The Express(エクスプレス)』紙が伝えている。
現在81歳のエクレストンは、2010年にシューマッハがF1に復帰する際には主な賛同者であったが、2012年の終わりも近い今週末には、「フリー走行も含めて、クラッシュが多すぎた」と語っている。
シューマッハが引退するという大ニュースを発表した際に、メルセデスAMGがルイス・ハミルトンと契約した事は、決断の後押しをしたと語っていたが、「そうやって誰かが一押ししてくれるのはいい事だ。そういう事は正しい理由の下に起こるものだ」とエクレストンは話した。
しかし、5レースを残して引退を決めた事で、シューマッハは危険を冒しているのではないか、ともエクレストンは心配している。
「これから新しい生活を楽しみにしている偉大なドライバーに、残りの数レースで何も起こらない事を祈るよ」
こう語ったエクレストンは、3度F1の王者になったニキ・ラウダが初めて引退した時の事を思い出しているとみられる。それはあるシーズン半ばのフリー走行の時だった。
「私は(ラウダに)言ったんだ、もし引退するなら、今やるんだ、待っちゃいけない、待っていたってもう意味なんてないんだ、とね。そうしたらニキはすぐにその場で辞めたよ。レーシングスーツとヘルメットを置いて去ったんだ。それは正しい事だった」と当時のことを明かした。