【F1アブダビGP予選詳細】マクラーレン26年ぶり栄冠へ王手!角田裕毅11番手、ヒュルケンベルグ降格で波乱、ボッタス大健闘!ルクレールとハミルトンに不運

2024年12月08日(日)5:41 am

今シーズンの最終戦となるF1第24戦アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)の予選が行われた。

●【2024F1第24戦アブダビGP】全セッションの結果・タイムスケジュール

■Q1:角田裕毅Q2進出!ハミルトン不運!ペレス怒り爆発

Q1トップはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はバルテリ・ボッタス(Kickザウバー)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。

今シーズンまだ1ポイントも獲得していないボッタスが意地を見せた。Q1とはいえ久しぶりのトップ3だ。

HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。
4番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
6番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)
13番手 リアム・ローソン(RB)
14番手 角田裕毅(RB)

■ペレス怒り爆発!

ペレスは一度はトラックリミット違反でタイムを抹消されたものの、再度審議でタイムが復活するということが起こった。

ノータイムになったと思ったペレス陣営は、タイムを残すため新しいソフトタイヤでコースインしたが、抹消されたタイムが戻ったことで、「タイヤを1セット失っただけじゃないか!」とペレスの怒りが爆発!しかし、Q2へ進出した。

■ハミルトンに不運!

メルセデスで246戦目のルイス・ハミルトンが、不運によりQ1敗退となった。前を行くケビン・マグヌッセン(ハース)がイン側のボラードを飛ばしてしまい、コース上に落ちたボラードをアタック中のルイス・ハミルトンがまたいでマシンの下に引っかけてしまった。これがタイムに影響した可能性が考えられる。

●【F1公式動画(YouTube)】ハミルトンがボラードを引っかけてしまった場面

ウィリアムズは2台とも敗退。

そして急遽出場となった新人ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)は最下位だった。ランキング6位争いへの影響が気になる。

【F1アブダビGP】Q1敗退
16 A.アルボン(ウィリアムズ)
17 G.ジョウ(Kickザウバー)
18 L.ハミルトン(メルセデス)
19 F.コラピント(ウィリアムズ)
20 J.ドゥーハン(アルピーヌ)

■Q2:ボッタスQ3へ!角田とローソン敗退!

Q2トップはサインツ(フェラーリ)、2番手はフェルスタッペン(レッドブル)、3番手はヒュルケンベルグ(ハース)だった。

ボッタスが意地を見せ、9番手でQ3へ進出した。

ペレスは10番手でなんとかQ3へ進出した。

一方で、RB勢の角田裕毅は11番手、リアム・ローソンは12番手と惜しくもQ2敗退となった。

ルクレールは、パワーユニットのエナジーストアを年間規定数を超えて交換したため10グリッド降格ペナルティを受けているが、ここではトラックリミット違反でタイム抹消という厳しい結果となった。

●【F1公式動画(YouTube)】ルクレールのトラックリミット違反の場面

また、好調だったマグヌッセン(ハース)もQ2で敗退してしまった。セッション前、子どもがグローブをはめるのを手伝って「じょうずにうんてんしてね」と声援を送っていたが、Q3進出は叶わなかった。

『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。
2番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
10番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)
11番手 角田裕毅(RB)
12番手 リアム・ローソン(RB)

【F1アブダビGP】Q2敗退
11 角田裕毅(RB)
12 L.ローソン(RB)
13 L.ストロール(アストンマーティン)
14 C.ルクレール(フェラーリ)
15 K.マグヌッセン(ハース)

■Q3:マクラーレン26年ぶり栄冠へ!ヒュルケンベルグ初表彰台狙う

Q3でポールポジションを獲得したのはノリス(マクラーレン)、2番手はピアストリ(マクラーレン)、3番手はサインツ(フェラーリ)だった。

コンストラクターズ選手権をリードするマクラーレンは、26年ぶりのタイトル獲得に王手をかけた。マクラーレンが最後に勝った1998年はミカ・ハッキネン、デビッド・クルサードのコンビだった。

3番手は、これがフェラーリで最後の予選となったサインツ。フェラーリは手放してしまったことを後悔しているかもしれない。

4番手は、伏兵ヒュルケンベルグ(ハース)。昨日から「スイートスポット」にハマったと驚きの速さを維持して、自身初の表彰台を狙える位置に付けた。ハースはマシンの潜在能力の高さを示したことになり、もし表彰台でフィニッシュすれば15ポイントを追加できるためコンストラクターズ選手権6位も逆転可能だ。しかしアルピーヌは5ポイントリードしていることから、ガスリーと同僚マグヌッセンの結果が大いに影響するだろう。

5番手は、今季の王者フェルスタッペンだった。しかしヒュルケンベルグにも先を越されて、5年連続ポール・トゥ・ウィンの記録更新はならなかった。また、アタック中の最終ターン出口でスナップして危なくスピンする場面を見事な危機回避能力を見せるシーンもあった。

6番手には、コンストラクターズ・ランキング6位を確保したいガスリー(アルピーヌ)。ハースに5ポイントのリードで最終戦を迎えたアルピーヌは、ガスリーがこのままレースを6位でフィニッシュすれば8ポイントを追加し、13ポイントリードとなり、もしヒュルケンベルグが予選結果のままレースも4位でチェッカーフラッグを受けても12ポイントしか獲得できないため、コンストラクターズ選手権ランキング6位はアルピーヌが勝ち取ることになる。

7番手には先週のカタールGPの一件からフェルスタッペンと口論となって話題になっているジョージ・ラッセル(メルセデス)。

8番手には「最下位を争うマシン」と不満が爆発しているフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が健闘。

久しぶりのQ3進出となったボッタスは、ペレス(レッドブル)を上回り、今シーズン最高の予選9番手という結果だった。

これがザウバーでラストランとなるボッタスは、これまでSNSで「What's Next?(次はなんだ?)」という文字を公開してきたが、今回のヘルメットはシンプルな“シルバー”地に黒い文字で「What's Next?」としており、噂されている「シルバー」のメルセデスへの復帰を示唆している。まだポイントを獲得していない唯一のドライバーとなってしまっているボッタスだが、実力は健在だというところを見せつけた。

『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。
5番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
10番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)

【F1アブダビGP】Q3結果
1 L.ノリス(マクラーレン)
2 O.ピアストリ(マクラーレン)
3 C.サインツ(フェラーリ)
4 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
5 M.フェルスタッペン(レッドブル)
6 P.ガスリー(アルピーヌ)
7 G.ラッセル(メルセデス)
8 F.アロンソ(アストンマーティン)
9 V.ボッタス(Kickザウバー)
10 S.ペレス(レッドブル)

■ヒュルケンベルグに3グリッド降格ペナルティ!


予選後、ヒュルケンベルグは3グリッド降格ペナルティを受けた。理由は、ピットレーンで出口で2台のマシンを追い越したためだ。

セッションの残り時間が少なくなって焦ったヒュルケンベルグは「アタックラップを走るにはルールを破る以外に選択肢がなかった」と理由を述べたが、争うことはなかった。

スチュワードは「ピットレーンおよびピット出口は危険を防止するために追い越し禁止にしており、ルール違反の言い訳にはならない」として3グリッド降格ペナルティを科した。

これにより、予選4番手タイムのヒュルケンベルグは7番グリッドからスタートすることになり、コンストラクターズ選手権6位争いをしているアルピーヌのガスリーが5番グリッドへ、メルセデスのラッセルが6番グリッドへ上がることになった。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック