記事要約
・角田裕毅がF1オーストラリアGP予選で5番手を獲得し、フェラーリ勢を上回る快挙を達成。
・ヘルムート・マルコ博士から「プレッシャーに弱い」と評されていたが、圧巻の走りで成長を証明。
・F1公式も無線を紹介し、チームメイトやスタッフから祝福されるなど、その快挙が注目を集めた。
2025年第1戦F1ルイ・ヴィトン・オーストラリアGPの2日目、アルバートパーク・グランプリサーキットで予選が行われた。
予選Q3で見事5番手に入った角田裕毅(レーシングブルズ)。これはトップ4チームの一角と評されているフェラーリの2台を上回る大殊勲だ。
角田裕毅よりも速かったのは、圧倒的な速さを見せたマクラーレン勢のランド・ノリスとオスカー・ピアストリ、王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、メルセデスの新ファーストドライバーのジョージ・ラッセルに次ぐものだ。
ポールポジションからわずか0.574秒差。トップチームに匹敵する驚異のタイムを記録し、「ベスト・オブ・ザ・レスト(トップ4チーム以外での最上位)」の域を超える走りを披露した。
扱いが難しいと言われるレッドブル・レーシングにセカンドドライバーとして昇格せず、勝手知ったるレーシングブルズのファーストドライバーとして自由にやれる環境は角田にとって良かったのだろう。
「プレッシャーに弱い」とヘルムート・マルコ博士から評価されていたが、ここでは見事「プレッシャー」を跳ね返し、トップドライバーの一人としてF1界に成長を見せつけ、来季のシートに名乗りを上げた。
予選後、角田は無線で喜びを爆発させた。「レッツゴ〜!フゥ!言ったでしょ?アイスラテが効くって、アイスラテ!」と歓喜の声を上げると、「オフシーズン中、みんなが頑張ってくれたおかげだよ。マシンはもの凄く良いよ」とファーストドライバーらしくチームの努力を称えた。
■チームメイトやスタッフが歓喜!ガレージは拍手に包まれた
Teammates supporting teammates 🫶#F1 #VCARB #AusGP pic.twitter.com/K88HUMiBdn
— Visa Cash App Racing Bulls F1 Team (@visacashapprb) March 15, 2025
■F1公式が角田裕毅の無線を紹介!注目度の高さを証明
The iced lattes were working wonders for Yuki Tsunoda 👀☕️#F1 #AusGP pic.twitter.com/8sxFAlCKqh
— Formula 1 (@F1) March 15, 2025
■F1公式が角田に密着!チームのホスピタリティに戻ると拍手で迎えられた
A round of applause for Yuki 👏
Well-deserved celebrations at @visacashapprb after Tsunoda's P5 in qualifying!#F1 #AusGP pic.twitter.com/OKQXUY1o3K
— Formula 1 (@F1) March 15, 2025