マルコ博士の辛口格付けに新人ボルトレート「彼は時に正しく、時に間違っている」マネジメント担当アロンソも加勢!

2025年03月16日(日)4:35 am

記事要約


・マルコ博士がF1ルーキーを辛口評価し、ボルトレートを「Bレベル」、ドゥーハンを「Cレベル」と格付け。

・ボルトレートは「マルコ博士は時に正しく、時に間違っている」と冷静に反応し、「結果で証明するしかない」と語る。

・マネジメントしているアロンソはボルトレートを擁護し、「事実の方が重要だ」とマルコ博士の評価に反論。


■マルコ博士が新人を辛口で格付け

今年は6人のF1初フル参戦ドライバーたちが出場しているが、その中の2人はレッドブル系のリアム・ローソン(レッドブル、23歳)とアイザック・ハジャー(レーシングブルズ、20歳)だ。

ハジャーは昨年F2でランキング2位の実力者。そのハジャーを破ってチャンピオンになったのはガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー、20歳)だ。

しかし、レッドブルのヘルムート・マルコ博士(81歳)はオーストリアの『Servus TV』の取材で、「ガブリエル・ボルトレートはBレベル、ドゥーハンはCレベルのドライバー」と辛口の格付けをした。

ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ、22歳)は、2輪のロードレース世界選手権で5年連続チャンピオンを獲得した伝説の王者ミック・ドゥーハンの息子だ。しかし、息子のドゥーハンはデビュー前から厳しい評価を受け続けている。

マルコ博士は「私は彼(ドゥーハン)が今シーズンを完走するとは思っていません」と断言し、早期交代の可能性が高いとの見解を示した。

■ボルトレート、マルコ博士の厳しい評価に反応

F2を制してF1のシートを掴んだブラジル人のガブリエル・ボルトレートは、オーストラリアGPの開催地メルボルンに到着した直後、マルコ博士に厳しい評価をされた。

マルコ博士は「ボルトレートはBレベルのドライバー」と格付けし、それに対してボルトレートは冷静にコメントした。

■「マルコ博士は時に正しく、時に間違っている」

アルバート・パークでの記者会見で、ボルトレートは「彼の発言を見ました」としつつ、マルコ博士の過去の人選について言及した。

「彼はF1に多くの才能を連れてきましたが、必要な才能がなかったドライバーも送り込んできました」と指摘。「だから、時には正しく、時には間違っていたんです」と冷静に評価した。

■「結果で証明するしかない」

ボルトレートは、マルコ博士の評価を変える方法について「今、記者会見で何を言っても彼の考えは変わらないでしょうね」とコメント。「コース上の結果だけがすべてを決める」と語り、実力で見返す決意を示した。

■アロンソ、ボルトレートを擁護「事実の方が重要」

このマルコ博士のコメントに、今度はF1最年長43歳のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がコメントした。アロンソは2022年にモータースポーツ・マネジメント会社『A14マネジメント』を設立。ガブリエル・ボルトレートの才能に惚れ込みマネジメントを担当し、F1に連れてきた。

アロンソはボルトレートが「Bレベルのドライバー」と評されたことを受け、大事な後輩を擁護した。

■「マルコ博士の言葉より事実が大事」

アロンソは、「ヘルムートは彼のドライバーたちを守ろうとしたと思いますが、言葉よりも事実の方が重要です」とコメント。

「昨年のF2シーズンを見てください。ボルトレートとアイザック・ハジャーは1位と2位でフィニッシュしました。彼らは信じられないほど才能があり、そして今、F1へと到達しました」と、レッドブル育成ドライバーのハジャーを倒したボルトレートの実力を強調した。

■F1昇格の正当性を主張

アロンソは、ボルトレートとハジャーのF1昇格が実力に裏打ちされたものであることを強調し、「彼らはF1に到達するだけの才能を持っています」と断言。自身の後輩であるボルトレートを全面的に支持した。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック