記事要約
・フェラーリのマルク・ジェネは、ハミルトンの中国スプリント勝利に「まったく予想していなかった」と語った
・「オーストラリアの不振が本物か疑問だった」と述べ、厳しい条件下での復活に安堵を示した
・バスール代表は「トップ勢は僅差」と冷静に分析、マクラーレン優勢の時もあると強調
■フェラーリとハミルトン、中国スプリントで劇的復活
フェラーリの長年の開発ドライバーでありアンバサダーを務めるマルク・ジェネは、ルイス・ハミルトンが中国・上海のスプリントレースでポールポジションから優勝した後、スペインの『DAZN』のインタビューで「まったく予想していなかった」と語った。
「自分の金を1ユーロも賭けることはなかっただろうね」と笑いながら語り、驚きの様子を見せた。
ハミルトンはオーストラリアGPではシャルル・ルクレールに後れを取っていたが、それ以上にフェラーリ陣営にとって深刻だったのは、ポイント獲得すら苦しむような状況だった。
■「幸せというより安堵」ジェネが語るフェラーリ内部のプレッシャー
今回の中国での好結果について「嬉しいというより、正直ホッとした」とジェネは語った。「オーストラリアの結果が本物だったのかと、まだ疑問が残っていた。そういう意味で、上海のように厳しいサーキット、そして今年増えるとされる高温の中で証明できたのは大きい」
ハミルトン個人の気持ちについて問われると、ジェネはこう答えた。
「ルイス自身はオーストラリアの段階で安堵していたと思う。予選でシャルルと0.1秒差だったことで、ペースが近づいているのを実感したはずだ」
「ただ今回のスプリント勝利は、フェラーリにとって非常に重要だった。我々のチームは、良い時も悪い時も注目が大きい。マラネロのエンジニアやメカニックへのプレッシャーも相当だった」
■フェラーリ、僅差の上位勢の解析急ぐ
フェラーリのフレデリック・バスール代表は、「この結果が、以前は下位で今はトップというわけではありません」と冷静な見解を示す。「トップ勢は僅差で、時にはマクラーレンが大きくリードし、そうでない時もあります。今はデータを解析しているところです。」
フェラーリの強みとライバルの強みを精密に解析すれば、どのサーキットで勝利の可能性が高いか、そしてどの部分を改善すれば弱点を克服できるかが見えてくる。全チームが上限のある予算の中で、いかに効率よく開発を進め、チャンピオン争いに加わるかが今後のカギとなる。