記事要約
・レッドブルは規定に従い、FP1でフェルスタッペンの代わりに岩佐歩夢を起用。岩佐にとってはRB21での初走行となった。
・セッション前半は空力テストに充てられたが、岩佐はミスなく走行し、後半には無線でのフィードバックも積極的に行った。
・チームとの連携やエンジニアからの助言など、トップチームでの貴重な経験を得た岩佐は、将来への大きな一歩と語った。
2025年F1第4戦バーレーンGP(バーレーン・インターナショナル・サーキット)のフリー走行1回目で、マックス・フェルスタッペンに代わりレッドブル・レーシングから岩佐歩夢が出走した。岩佐にとっては、RB21での初走行となった。
この走行は、レギュラードライバーが年間2回、若手ドライバーにテスト機会を提供するというレギュレーションに基づくものである。バーレーンはシーズン前テストでも使用されており、豊富なデータがあるため、フェルスタッペンおよびチームにとってもリスクの少ないサーキットだ。
岩佐にとっては、先週のF1日本GPで優勝したばかりのトップチームとトップエンジニア陣との初めての仕事となり、将来に向けて貴重な経験となった。
■岩佐歩夢「将来に向けて大きな経験に」
FP1:19番手
「RB21を運転する機会をいただき、本当に素晴らしい経験になりました。チームの皆さんには心から感謝しています。今回はセッション序盤に空力テストがあった関係で、あまり多くの周回はできませんでしたが、自分なりにベストを尽くし、ミスをしないよう集中して臨みました。
セッションの終盤にはマシンにもだんだん慣れてきて、無線でもより多くのフィードバックを伝えられるようになりました。GP(ジャンピエロ・ランビアーゼ)やエンジニアの皆さんと仕事ができ、彼らのアドバイスを聞けたのは非常に貴重でした。
以前、VCARBのマシンでもテスト経験がありましたが、今回改めて別のF1マシンに乗る機会を得られて本当に良かったです。マシンもチームも新しい環境での経験は、将来に向けた準備として非常に有意義なものになりました。」
●【2025F1第4戦バーレーンGP】結果・タイムスケジュール