記事要約
・東京E-Prix2日目は雨、赤旗2回の混乱セッションに
・日産のローランドが圧巻タイムで2日連続トップ、予選中止でPP獲得
・決勝レースのスタート順はフリー走行2の結果となる
2025年5月17日(土)、2025年フォーミュラE東京E-PRIX(東京大会)の2日目が開催されている。今年の東京大会は土・日の2連戦となる。
■2日目は雨
昨日は非常に暑い気候だったが、昨晩から降り出した雨が続き、コース上には水たまりが目立った。8時から始まった土曜日のフリー走行は予報通りの雨となり、フルコースイエロー、2度のイエローフラッグ、2度の赤旗と、混乱したセッションとなった。
そんな中、昨日トップタイムを記録した日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが、1分32秒525という圧巻のタイムで再びトップに立ち、2番手のエドアルド・モルタラ(マヒンドラ)に約0.7秒の大差をつけた。ローランドのチームメイト、ノーマン・ナトーも1分33秒488で3番手に入り、マニュファクチャラーランキングで首位の日産パワートレインが母国で強さを発揮した。
昨日クラッシュを喫した20歳のテイラー・バーナード(NEOMマクラーレン/ランキング4位)は、難しいコンディションの中で1分33秒566を記録し、4番手に食い込んだ。
マヒンドラのもう1台で、元F1ドライバーのニック・デ・フリースは、バーナードから0.004秒差という僅差で5番手につけた。帝人が支援するエンビジョン・レーシングのセバスチャン・ブエミが6番手で続いた。
■予選は雨で中止
土曜日10時から予定されていた予選は雨のため開始時間が延期されていたが、その後「安全上の理由」により中止が発表された。
午後3時から予定されている決勝レースのスターティンググリッドは、午前中のフリー走行2の結果が適用されることも併せて発表された。この結果、オリバー・ローランドがポールポジションを獲得した。
■一般道を封鎖した特設コースで開催
東京・有明地区の東京ビッグサイト周辺を封鎖して作られた全長2.582kmの特設コース「東京ストリートサーキット」は、高速コーナーとタイトコーナーを3本のストレートでつなぎ合わせたレイアウトとなっている。
■フォーミュラE東京大会:フリー走行2結果(スターティンググリッド)
1 オリバー・ローランド(日産)
2 エドアルド・モルタラ(マヒンドラ)
3 ノーマン・ナトー(日産)
4 テイラー・バーナード(マクラーレン)
5 ニック・デ・フリース(マヒンドラ)
6 セバスチャン・ブエミ(エンビジョン)
7 ダニエル・ティクトゥム(クプラ・キロ)
8 ジャン-エリック・ベルニュ(DSペンスキー)
9 マキシミリアン・ギュンター(DSペンスキー)
10 ロビン・フラインス(エンビジョン)