記事要約
・レッドブルのマルコが今季中のドライバー交代を示唆
・角田のプレッシャー耐性に疑問、ハジャーを高評価
・フェルスタッペンの契約にはパフォーマンス条項も存在
■レッドブル内に再び動きの兆し、マルコが示唆「今季中の入れ替えもあり得る」
レッドブルF1のアドバイザー、ヘルムート・マルコは、今季中にもさらなるドライバー入れ替えの可能性を否定していない。
当初の計画では、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてシーズンを通してリアム・ローソンが起用されるはずだったが、開幕2戦を終えた段階でローソンはレーシングブルズへ降格となった。この判断についてマルコはその見方を否定し、次のように語っている。
「ローソンは当時、ネガティブなスパイラルに陥っていた。今はトップ10に戻っているので、復調の兆しが見える。マックス・フェルスタッペンの隣では成功できなかっただろう」
◆角田に高まる圧力、ホンダ離脱の影響も
ローソンの代役として昇格したのが角田裕毅だが、後ろ盾であるホンダは2026年からアストンマーティンへ移籍することが決まっている。そしてここ最近、マルコは角田のプレッシャー耐性についても疑問を呈し始めている。
◆“次の主役”はハジャー?マルコが将来性を評価
一方でマルコは、レーシングブルズのルーキーであるアイザック・ハジャーにも言及。彼の将来性について高く評価している。
「ハジャーとキミ・アントネッリを比較すると、アントネッリは旧型車で1万km近くテストしたと聞いたが、ハジャーはせいぜい500〜800km。それでもこれほどの実力を示している。彼には大きなポテンシャルがある。この若きドライバーは、将来のグランプリウィナーだと思っている」
このため、角田がレッドブルの育成プログラムから完全に外され、ハジャーが本家チームへ昇格、そしてF2からアーヴィド・リンドブラッドがレーシングブルズに昇格するというシナリオも一部では囁かれている。ローソンの将来についても不透明なままだ。
◆判断は夏以降に、本格的な動きの可能性
ただしマルコは次のように強調した。
「我々がドライバーの将来について話すのは通常、夏休み以降だ。今はまだその段階ではない」
それでも、レッドブルの4つのF1シートに今後動きがある可能性は否定できない。
「パフォーマンスこそがレッドブルで最も重要な要素だ」
◆フェルスタッペンの“脱退条項”にも注目集まる
さらに状況を複雑にしているのが、フェルスタッペンの契約に含まれる“脱退条項”の存在だ。これが夏休み期間に関連すると見られている点について、マルコは次のように語った。
「それについて話すのも夏休み以降だ。今はまだ早すぎる。彼との契約は2028年まである」
「どの契約にも条項は存在する。それらは主にパフォーマンスに関わるものだが、今はそれが重要ではない。我々としては、マックスが勝てるマシン、少なくともタイトル争いができるマシンを提供しなければならない。それができれば、この問題は自然と解消する。彼は今のところ契約を全うしたいと話しているが、我々がやるべきことをやらなければならない」