記事要約
・フェルスタッペンはあと1点で出場停止、代役候補に緊張感
・ハジャー昇格案にレーシングブルズCEOが「まだ奪わないで」
・岩佐歩夢起用なら日本人2人体制に、日本ファン注目の展開も
■フェルスタッペン欠場でもハジャーは連れて行かないで!
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は現在、FIAのスーパーライセンス上でペナルティポイントが累積しており、今週末のF1カナダGPでさらに1ポイントを加算されると、次戦オーストリアGPでは1戦出場停止となる可能性がある。
レッドブルのヘルムート・マルコは「それは大惨事だ」とコメントしているが、チームとしては代役起用に備えた緊急対応計画を準備している模様だ。
有力な代役候補として名前が挙がっているのは、リアム・ローソンとアイザック・ハジャーだが、ローソンはすでに2025年の序盤2戦で降格しており、ハジャーについてはレーシングブルズのCEOピーター・バイエルが「彼をまだ連れていかないでくれ」と懇願しているという。
スイス紙『Blick』はバイエルのコメントを次のように伝えている。
「お願いだから、この才能を早すぎる段階で奪わないでほしい。2026年末までここで修行させたいんだ。その間は手錠をかけてでも引き止めるよ」
■レッドブルで日本人2人体制も?
こうした中、今季のレッドブルのリザーブドライバーである岩佐歩夢が、代役として名乗りを上げる可能性も浮上している。仮にフェルスタッペンが出場停止となれば、レッドブルは角田裕毅と岩佐歩夢という“日本人2人”でオーストリアGPを戦う可能性もある。これはF1デビューとなる岩佐にとってもチャレンジングなことだが、日本のファンにとっても注目の展開となりそうだ。
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