記事要約
・カナダGPのFP2はラッセルがトップ、メルセデスが1-2達成
・ピアストリが3番手、マクラーレンも引き続き上位に位置
・ホンダRBPT勢は9~15番手、やや伸び悩む結果に
2025年F1第10戦カナダGPが、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開幕。初日のフリー走行2回目(FP2)が行われた。
現地時間17時、天候は晴れ。気温は19度とFP1より3度上昇した一方、路面温度は1度下がって39度となり、コンディションは良好だった。
トップタイムを記録したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。
このセッションでは、メルセデスのパワーユニット勢がトップ7を独占。まだフリー走行とはいえ、注目すべき結果となった。
■ホンダRBPT勢
ホンダ・レーシング(HRC)製パワーユニット「ホンダRBPT」を搭載するレッドブルおよびレーシングブルズの4台は、以下のような順位だった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は9番手。リアム・ローソン(レーシングブルズ)が10番手、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が11番手で続き、角田裕毅(レッドブル)はフェルスタッペンから0.273秒差の15番手となった。
■クラッシュしたルクレールとストロール
母国グランプリを迎えているランス・ストロール(アストンマーティン)は、序盤にコンクリートウォールにタイヤを擦り、サスペンションを破損。タイムを残すことができなかった。前戦は予選後に古傷の手首の痛みを訴えて欠場しており、今回は復帰戦だった。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)はFP1で、シケイン1つ目のターン3のブレーキング時に減速しきれず、グラベルを突っ切って左側面をクラッシュ。そのままコースを横断してターン4でもウォールに衝突した。フレデリック・バスール代表は「シャシーへのダメージが深刻」と明かし、このセッションを欠場してFP3と予選に向けた修復作業に専念している。
●【F1カナダGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果
■【F1カナダGP】フリー走行2回目
| 順位 | 車 | ドライバー チーム |
タイム差 前車差 |
|---|---|---|---|
| 1 |
63
|
ジョージ
ラッセル
メルセデス
|
1:12.123
|
| 2 |
4
|
ランド
ノリス
マクラーレン
|
+0.028
+0.028
|
| 3 |
12
|
アンドレア
キミ・アントネッリ
メルセデス
|
+0.288
+0.260
|
| 4 |
23
|
アレクサンダー
アルボン
ウィリアムズ
|
+0.322
+0.034
|
| 5 |
14
|
フェルナンド
アロンソ
アストンマーティン
|
+0.335
+0.013
|
| 6 |
81
|
オスカー
ピアストリ
マクラーレン
|
+0.439
+0.104
|
| 7 |
55
|
カルロス
サインツ
ウィリアムズ
|
+0.508
+0.069
|
| 8 |
44
|
ルイス
ハミルトン
フェラーリ
|
+0.530
+0.022
|
| 9 |
1
|
マックス
フェルスタッペン
レッドブル
|
+0.543
+0.013
|
| 10 |
30
|
リアム
ローソン
レーシングブルズ
|
+0.628
+0.085
|
| 11 |
6
|
アイザック
ハジャー
レーシングブルズ
|
+0.676
+0.048
|
| 12 |
10
|
ピエール
ガスリー
アルピーヌ
|
+0.751
+0.075
|
| 13 |
5
|
ガブリエル
ボルトレート
Kickザウバー
|
+0.773
+0.022
|
| 14 |
27
|
ニコ
ヒュルケンベルグ
Kickザウバー
|
+0.791
+0.018
|
| 15 |
22
|
角田裕毅
レッドブル
|
+0.816
+0.025
|
| 16 |
87
|
オリバー
ベアマン
ハース
|
+0.957
+0.141
|
| 17 |
31
|
エステバン
オコン
ハース
|
+1.052
+0.095
|
| 18 |
43
|
フランコ
コラピント
アルピーヌ
|
+1.775
+0.723
|
| 19 |
18
|
ランス
ストロール
アストンマーティン
|
--
--
|
| 20 |
16
|
シャルル
ルクレール
フェラーリ
|
--
--
|