18歳アントネッリ「僕の責任」3グリッド降格の厳罰!フェルスタッペンは記録ストップ

2025年06月30日(月)2:13 am

記事要約


・アントネッリがフェルスタッペンとの接触で英GP3グリッド降格

・ロックアップと回避行動が原因としつつ、全責任はアントネッリに

・フェルスタッペンは初リタイアも「誰にでもあるミス」と冷静に対応


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■アントネッリにシルバーストンでの3グリッド降格ペナルティ

18歳の新人ドライバー、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスの)は、オーストリアGPの1周目に起きたマックス・フェルスタッペンとのクラッシュにより、次戦F1イギリスGP(シルバーストン)での3グリッド降格とペナルティポイント2点を科された。

アントネッリは9番グリッドからスタートしたが、ターン3でリヤブレーキがロックし制御を失ってフェルスタッペンにクラッシュ。両者ともリタイアとなった。

■スチュワードの判断

レース審査団のスチュワードが発表した文書には、「ヒアリングにおいて、ドライバーは通常のブレーキングポイントで後輪をロックさせてしまったことをミスだったと認めたが、前方のマシン(ローソン)との衝突を避けるためにブレーキを一時的に解除した」と記されている。

その結果、路面の汚れたイン側に入りグリップを失い、フェルスタッペンとの接触を回避するために十分な減速ができなかった。

スチュワードは、事故が1周目に発生したとはいえ、他車の影響はなく、アントネッリに全責任があると判断。1周目の混乱に対する寛容な扱いは適用されなかった。一方で、意図的に突っ込んだわけではなく、ロックアップ後の回避行動だったことは認められている。

■アントネッリ、平謝り

アントネッリは次のように述べた。

「スタートは通常通りでした。ターン3ではポジションを維持しようとしていただけで、無理はしたくありませんでした。でもブレーキを踏んだ瞬間、リアがロックしてしまったんです。

ロックアップした瞬間にコントロールを失い、まずローソンのマシンを避けようとしましたが、その後止まりきれず、フェルスタッペンに接触してしまいました。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

すぐに謝罪しましたし、自分の責任だと認識しています。自分のレースだけでなく、フェルスタッペンのレースも終わらせてしまって、本当に残念です」

■フェルスタッペン「不運だった」

今季初のリタイアとなったフェルスタッペンは、これにより31戦連続入賞の記録が途切れた。レッドブル・リンクでは最多となる5勝を挙げており、悔しさの残る結末となった。

「ぶつけられた瞬間、“信じられない”と思いました。今週末は全体的にペースが良くなかったので、来週に向けて多くを学ばなければなりません。

不運でしたね。仕方のないことです。キミとはすぐに話をしましたし、彼もホスピタリティに来てくれました。

誰でもミスはします。わざとやる人はいませんし、僕としては大した問題ではありません」

スチュワードはアントネッリに対し、次戦イギリスGPでの3グリッド降格とペナルティポイント2点という厳しい処分を科した。

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