・ドルゴビッチが今季限りでアストンマーティン離脱、3年の役目に幕
・来季はアンドレッティからフォーミュラE参戦、F1復帰の道は閉ざされる
・「ヘルメット外から学んだ3年間」と振り返り、ニューウェイとの接点も語る
フェリペ・ドルゴビッチ(25歳)が、今季限りでアストンマーティンを離れることを正式に発表した。3シーズン務めたリザーブドライバーとしての役割に終止符を打つことになる。
ブラジル出身のドルゴビッチは、来季アンドレッティからフォーミュラEに参戦する契約を結んだ。これによりF1への道は一旦閉ざされることになったが、2026年にはホンダの支援を受ける角田裕毅がアストンマーティンに加入するとの見方が強まっている。
ドルゴビッチはイタリアの『Autosprint』に対し、次のように語っている。
「この3年間でできる限り多くを学びました。実際、ヘルメットの外からドライバーたちを観察することは、自分が想像していた以上に多くを学ぶ助けになりました。とても前向きな経験だったと思いますし、このタイミングでの転機は正しかったと思います」
2022年のF2チャンピオンであるドルゴビッチは、ここ数年フル参戦できなかったことに多少の悔いがあると認めている。
「もちろん、もし3年間がこうなると分かっていたなら、少なくとも早い段階でフル参戦する道を選んでいたと思います。なぜならレースをすることこそが自分の大好きなことだからです」
「同時に、F1シートを得るためにできることはすべてやり切ることが重要だとも思いました。もし叶わなかったら次のステップに進むつもりでした。そして今、私はここにいます」
アストンマーティンで過ごした時間を振り返ったドルゴビッチは、今年チームに加わったエイドリアン・ニューウェイとの交流についても明かした。
「彼とのやり取りはすべてシルバーストンで行われました。自己紹介をしただけで、それ以上の会話はありませんでした。彼は誰とも話さず、何をしているのかを共有することもありません。でも、皆が彼のやっていることを理解しています。彼は非常に集中しているんです」
その上でドルゴビッチは、アストンマーティンの来季に期待を寄せた。
「だからこそ、来年のアストンマーティンは素晴らしい仕事をすると思います。」
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