・角田裕毅はQ1・Q2を紙一重で突破し、7戦ぶりのQ3進出を達成して存在感を示した
・Q3ではフェルスタッペンへ完璧な“トウ”を提供し、ポール獲得に大きく貢献する重要な役割を果たした
・最終アタックはトラックリミット違反でタイム抹消され10番手も、今季最後の予選で意地を見せた
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F1最終戦アブダビGP予選、角田裕毅(レッドブル)は今季最後となる予選で意地を見せた。Q1、Q2を僅差で突破し、7戦ぶりのQ3進出を達成。最終のQ3ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンに“トウ”を与えるという重要な任務を完璧にこなし、ポールポジション獲得を支える役割を果たした。一方で自身の最終アタックはトラックリミット違反によりタイム抹消となり10番手にとどまったが、角田の奮闘は最後の予選に相応しい存在感を放った。
18分間の予選Q1で、角田裕毅(レッドブル)は15番手で突破。16番手で敗退したルイス・ハミルトン(フェラーリ)との差はわずか0.008秒という紙一重の戦いだった。
続くQ2でも僅差の争いとなったが、角田は10番手でQ3進出を決めた。11番手で脱落したオリバー・ベアマン(ハース)との差はわずか0.007秒。FP3ではピットレーンでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に接触されて走行時間を失い、旧仕様のフロアを使わざるを得ないなど不運が続いていたが、最後の予選では流れを引き寄せ、7戦ぶりとなるQ3進出というセカンドドライバーとして重要な成果をもたらした。
Q3が始まると、角田は中古ソフト、フェルスタッペンは新品ソフトでコースイン。角田はタイヤを温めた後、アタックには入らずターン5手前でスローダウンし、フェルスタッペンがストレートに入るタイミングを見計らって加速。絶妙な距離感で“トウ”を提供した。
トウとは、前走車の後ろにつくことで空気抵抗が減り、後続車の速度が伸びる現象のこと。距離が近すぎると乱気流で不安定になるため、適切な間隔を保つ高度な走行技術が求められる。
角田は1本目のストレートに加え、シケイン後の2本目のストレートでも減速と加速を巧みに調整しながらフェルスタッペンを引き寄せ、ストレートエンドで進路を譲って任務を完遂した。
フェルスタッペンはこのアシストを最大限に活かし、1分22秒295の暫定ポールタイムを記録。2番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に0.327秒、3番手ランド・ノリス(マクラーレン)に0.456秒の差をつけ、角田の貢献が数字としても明確に表れた。
チームは無線で「フェルスタッペンにしっかりトウを与えて。待って、ミラーを見て」と指示しており、角田はセカンドドライバーとしての大役を見事に果たした。
残り3分30秒、各車が最終アタックへ向かう中、角田は先頭でコースイン。新品ソフトによる1発勝負で、ミスは許されない状況だった。
角田はトウなしという不利な状況で懸命にアタックし、1分23秒083で6番手へ浮上。しかしエステバン・オコン(ハース)が1分22秒913、続いたガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー)が1分22秒904を記録し、角田は8番手相当へと後退した。
さらに直後、角田のタイムはトラックリミット違反により削除され、10番手へ。仮にタイムが残っていたとしても結果は10番手だったが、最後の予選でクリーンラップを刻めなかったことは、来季シートを失う角田にとって悔しい結末となった。
それでも角田は、今季最後の予選でQ3進出という確かな成果を示し、フェルスタッペンのポール獲得を支える重要な役割を果たした。最終戦となる決勝は10番手からのスタート。ポイント獲得が十分に狙える位置で、F1の“一区切り”となる一戦に挑む。
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