・ホンダがレッドブル・グループへのPU技術支援を2025年アブダビGPで終了
・2018年開始の協力は多数の勝利とタイトル獲得を生み、F1黄金期を形成
・2026年からはアストンマーティン・ホンダとしてワークス体制でF1復帰
ホンダは2025年12月7日に開催されたF1最終戦・第24戦アブダビGPをもって、レッドブル・パワートレインズ(RBPT)に対するレースでのパワーユニット(PU)技術支援を終了したことを発表した。
ホンダは2021年シーズン限りでPUサプライヤーとしてのF1参戦を終えたが、2022年から株式会社ホンダ・レーシング(HRC)を通じてRBPTへの技術支援を継続。レッドブル・レーシングおよびビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ(RB)の活動を支えてきたが、当初の契約通り、レッドブル・グループとのパートナーシップに一区切りがついた。
2026年からはホンダがPUサプライヤーとして復活し、いわゆるワークス体制のアストンマーティン・ホンダとして活動する。
2018年、ホンダとレッドブル・グループの協力関係はスクーデリア・トロロッソ(現RB)へのPU供給でスタートした。
2019年にはレッドブル・レーシングへもPU供給を開始し、第9戦オーストリアGPで第4期ホンダF1参戦後の初優勝を記録した。
2021年にはマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得し、ホンダにとって30年ぶりのF1タイトルという歴史的成果を達成。
2022年以降はHRCによるRBPTへの技術支援に活動を切り替え、2023年にはレッドブル・レーシングが22戦中21勝という圧倒的強さでダブルタイトルを連覇。
2024年にはフェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇を達成し、多くのドラマと偉業をともに築いてきた。
ホンダはこれまで同様、F1活動で培った技術、人材、開発ノウハウを今後のモータースポーツ活動および各種製品・先進技術の研究開発に生かしていくという。
「8年間にわたり、両チームおよびレッドブル・パワートレインズとの強い協力関係のもとで、F1の最前線に関わり続けられたことを誇りに思います。この期間にオラクル・レッドブル・レーシングが達成した数々の勝利とチャンピオンシップ獲得に、ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜びです。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。HRCはこれまでの経験を糧に、今後もモータースポーツの発展とホンダの技術革新を推し進めていきます」
年数:8年間
総レース数:172戦
勝利数:72勝(勝率42%)
表彰台:141回
ポールポジション:51回(獲得率30%)
ドライバーズタイトル:4回(獲得率50%)
コンストラクターズタイトル:2回(獲得率25%)
以下の表は、ホンダ/HRCのシーズンごとのチーム、マシン、PU、ドライバーの記録となっている。
| チーム / マシン / PU | ドライバー |
|---|---|
2018年 |
|
スクーデリア・トロ・ロッソ マシン: STR13 |
ドライバー ピエール・ガスリー |
2019年 |
|
レッドブル・レーシング マシン: RB15 |
ドライバー マックス・フェルスタッペン |
スクーデリア・トロ・ロッソ マシン: STR14 |
ドライバー ダニール・クビアト |
2020年 |
|
レッドブル・レーシング マシン: RB16 |
ドライバー マックス・フェルスタッペン |
スクーデリア・アルファタウリ マシン: AT01 |
ドライバー ピエール・ガスリー |
2021年 |
|
レッドブル・レーシング マシン: RB16B |
ドライバー マックス・フェルスタッペン |
スクーデリア・アルファタウリ マシン: AT02 |
ドライバー ピエール・ガスリー |
2022年 |
|
レッドブル・レーシング マシン: RB18 |
ドライバー マックス・フェルスタッペン |
スクーデリア・アルファタウリ マシン: AT03 |
ドライバー ピエール・ガスリー |
2023年 |
|
レッドブル・レーシング マシン: RB19 |
ドライバー マックス・フェルスタッペン |
スクーデリア・アルファタウリ マシン: AT04 |
ドライバー 角田裕毅 |
2024年 |
|
レッドブル・レーシング マシン: RB20 |
ドライバー マックス・フェルスタッペン |
ビザ・キャッシュアップRB マシン: VCARB 01 |
ドライバー 角田裕毅 |
2025年 |
|
レッドブル・レーシング マシン: RB21 |
ドライバー マックス・フェルスタッペン |
ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ マシン: VCARB 02 |
ドライバー 角田裕毅 |
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2018年 | スクーデリア・トロロッソへPU供給開始 |
| 2019年 | レッドブル・レーシングへPU供給開始。第4期ホンダF1初優勝を含む3勝 |
| 2020年 | スクーデリア・アルファタウリがイタリアGPで初優勝 |
| 2021年 | フェルスタッペンがドライバーズタイトルを獲得(ホンダに30年ぶりの栄冠) |
| 2022年 | HRCによるRBPT技術支援開始。レッドブル・レーシングがダブルタイトル獲得 |
| 2023年 | レッドブル・レーシングが22戦21勝でダブルタイトル連覇 |
| 2024年 | フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇 |
| 2025年 | レッドブル・レーシングがコンストラクターズ3位、フェルスタッペンがドライバーズ2位。レーシングブルズはコンストラクターズ6位で終了 |


2019年、レッドブル・レーシングへPU供給開始初年度、レッドブルの地元オーストリアGPで第4期ホンダF1初優勝を果たしたマックス・フェルスタッペン

2020年、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーがイタリアGPで初優勝

2021年F1世界チャンピオンを祝うマックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダ

2021年F1初タイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンとレッドブル・ホンダ

2021年、角田裕毅、アルファタウリ・ホンダからF1デビュー(C)Red Bull Content Pool

2022年、マックス・フェルスタッペンとレッドブルがダブルタイトル獲得

2022年もアルファタウリでコンビを継続したピエール・ガスリーと角田裕毅(C)Red Bull Content Pool

2022年、レッドブル共同創業者マテシッツ氏が亡くなりレッドブル出身の現役F1ドライバーや関係者が追悼式に出席。ダニエル・リカルド、カルロス・サインツ、クリスチャン・ホーナー、エイドリアン・ニューウェイ、セルジオ・ペレス、マックス・フェルスタッペン、ヘルムート・マルコ博士、ピエール・ガスリー、角田裕毅、フランツ・トスト、セバスチャン・ベッテル、アレクサンダー・アルボン(C)Red Bull Content Pool

2023年、レッドブル・レーシングが22戦21勝でフェルスタッペンとともにダブルタイトル連覇

2023年、アルファタウリで角田裕毅と前半戦だけコンビを組んだニック・デ・フリース(C)Red Bull Content Pool

2023年、ニック・デ・フリースに代わってダニエル・リカルドが起用(C)Red Bull Content Pool

2023年後半戦、怪我をしたダニエル・リカルドの代役でアルファタウリからF1初出走を果たしたリアム・ローソン。F1日本GPで啓蒙活動をしたセバスチャン・ベッテル(C)Red Bull Content Pool

2024年、4度目のF1世界チャンピオンを祝うマックス・フェルスタッペンとレッドブル

2024年、新生RBでF1シンガポールGPまで角田裕毅とコンビを組んだダニエル・リカルド(C)Red Bull Content Pool

2024年、10月のF1アメリカGPから角田裕毅のチームメイトになったリアム・ローソン(C)Red Bull Content Pool

2025年、F1開幕2戦までイザック・ハジャーとコンビを組んだ角田裕毅(C)Red Bull Content Pool

2025年、F1日本GPからマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングへ昇格した角田裕毅(C)Red Bull Content Pool

2025年、ホンダとの最後のレースとなったF1アブダビGP決勝を優勝で締め括ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

2025年、ホンダとの最後のレースとなったF1アブダビGP決勝を優勝で締め括ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

2025年F1最終戦アブダビGP決勝後、コンストラクターズ選手権6位を祝って記念撮影をするレーシングブルズ(C)Red Bull Content Pool

2025年、F1アブダビGP決勝後の記念撮影をするフェルスタッペン、角田裕毅、レッドブル・レーシングとホンダ
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