・マルコ博士のレッドブル離脱が“既成事実”と各国メディアが報道
・決定打はアントネッリ発言と独断契約、ミンツラフ氏が排除を主導
・フェルスタッペンの去就には影響せず、鍵は来季マシンの競争力
F1アブダビGP決勝後、日曜夜のパドックでささやかれていた噂は、月曜にはほぼ“確定事項”として受け止められるようになった。ヘルムート・マルコ博士(82)がレッドブルを離れる――この見方で各メディアが一致している。
オランダ『De Limburger』は「マルコ博士のレッドブル離脱は事実」と報道。ディートリッヒ・マテシッツ死去後に再編が進む組織の中で、同氏が“次第に立場を悪くしていった”と指摘した。
ドイツ『Auto Motor und Sport』も、マルコ博士には2026年まで契約が残っていたものの、離脱は既定路線だと報じている。
背景にあるのはレッドブルGmbHのオリバー・ミンツラフCEOの存在だ。『Bild』は、同氏がすでにチームの二大権力者を排除した形だと報じる。
「(サッカーチームの)RBライプツィヒの元会長で、現在はレッドブルのスポーツ部門責任者であるミンツラフ氏は、20年にわたり代表を務めたクリスチャン・ホーナーを7月に解任した。マルコ博士はその“二人目”だ」と伝えた。
事態を決定的にしたのは、マルコ博士がカタールGP後に発言した「キミ・アントネッリ(メルセデス)が故意にランド・ノリスを前に行かせた」との公的な非難だという。『De Telegraaf』によれば、ミンツラフ氏はこの発言に激怒。マルコ博士は後に撤回したものの、信頼は決定的に損なわれた。
さらに同紙は、同氏が内部承認を経ずにドライバー契約を進めていたと指摘。アービッド・リンドブラッドを“独断で”昇格させたほか、アイルランドの若手アレックス・ダンとの契約も極秘裏に進め、メールで送付する形で通常の承認フローを完全に無視したという。
最終的に会社側が契約破棄を命じると、レッドブルは「数十万ユーロ規模」の違約金を支払う事態に発展した。
こうした一連の問題にアントネッリ発言が重なり、ミンツラフ氏は「もはや容認できない」と判断。アブダビですでに当人と直接会談を行い、離脱で合意したとされる。
マルコ博士の離脱はレッドブルにとって大きな変化だが、マックス・フェルスタッペンの去就には直接影響しないと『De Telegraaf』は強調する。
「マルコ博士の退任は、スター選手フェルスタッペンの将来に影響を与えない。2026年以降も残るかどうかを左右するのは、来季のレッドブル車が新レギュレーション下でいかに競争力を持つかだ」としている。
レッドブルは現時点でコメントを出していない。
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