FIA F3モンテカルロ・スプリントレースでリバースグリッドのポールポジションからスタートした山越陽悠(やまこし・ひゆう、ファン・アメルスフォールト・レーシング)が、F3で初優勝を飾り、モンテカルロの表彰台に日の丸を掲げ、君が代が流れた。
序盤から赤旗が提示される荒れた展開となったが、山越は再開後も先頭でレースをコントロール。ジェラード・シー(ダムス・ルーカス・オイル)を抑え切り、チームメイトのブルーノ・デル・ピノが3位に入った。
スプリントレースぼグリッドは予選1位から12位までが逆になるリバースグリッド制。昨日の予選で、山越は予選12番手となり、日曜日のフィーチャーレースは12番グリッドからスタートする。しかし、土曜日のスプリントレースはリバースグリッドになるためポールポジションからスタートした。
山越はスタートを決め、ターン1までにシーを抑えて首位を守った。
その後のヘアピンでは、複数台が絡む接触が発生。ブラッド・ベナビデス、トゥーカ・タポネン、クリスチャン・ホー、ブランド・バドエルがリタイアした。
複数のマシンを回収する必要があったため、オープニングラップが終わる前にセーフティカーが導入され、2周目にはコース上を整理するため赤旗が提示された。
コースがクリアになると、レースは残り21分の時間制で再開された。
山越は再開後も首位を守ったが、シーも0.5秒以内の差で追走し、トップの山越に食らいついた。
スプリントの残り17分、ヘアピンで3台による接触が発生し、再びセーフティカーが導入された。
残り14分で再びレースが再開すると、山越がシーとチームメイトのデル・ピノを抑え込み、首位を譲らなかった。
残り7分には、スイミングプール・シケイン出口のデブリを回収するため、短時間のバーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。
レースがグリーンフラッグに戻ると、トップの山越は約2秒のリードを築いて逃げた。2番手のシーはデル・ピノからプレッシャーを受けながらもポジションを守る展開となった。
トップ4は"DRSトレイン"状態となり、追い抜きは極めて難しい状況のまま進み、そのまま山越がFIA F3での初優勝を飾り、ファン・アメルスフォールト・レーシング(VAR)にとってもモナコでの初勝利となった。
シーはF3初表彰台となる2位を守り切り、デル・ピノが3位だった。VARは今年のスプリントレースで2戦連続となる2台表彰台を達成した。
4位はクレロ、5位はアレッサンドロ・ジュスティ、6位はノア・ストロームステッド、7位はウゴ・ウゴチュク、8位はトヨタ育成の中村仁(なかむら・じん)、9位はマチェイ・グラディシュ、10位はりー海夏澄(りー・かなと)となり、ここまでがポイント圏内に入った。
ホンダ育成の加藤大翔(かとう・たいと)は23位だった。
「ここで勝てたことは本当に特別です。スプリントレースであっても、最高の気分です。勝ちは勝ちです! これで僕はモナコウイナーになりましたし、それは本当に特別なことです。夢が叶いましたし、この結果をとてもうれしく思っています。」