ハースのエステバン・オコンが、自身の将来を巡る憶測について、現時点では心配していないと強調した。
F1デビューから10年という節目を迎えたオコンは、2027年以降の契約を巡る噂が広がる中、現時点ではマシンの改善だけに集中していると語った。
ハースとの信頼関係に揺らぎはないとの考えを示した。
オコンの現行契約には、2027年まで延長できるハース側のオプションが含まれている。
一方、チームの2027年以降のドライバー候補としては、角田裕毅をはじめ、マクラーレンのリザーブドライバーであるレオナルド・フォルナローリ、トヨタの支援を受ける平川亮、フェラーリ育成のラファエル・カマラ、そしてハースのリザーブドライバーであるジャック・ドゥーハンなど、多くの名前が取り沙汰されている。
なかでもフォルナローリは、最近行われたテストでハース首脳陣に強い印象を残したことから、特に有力な候補とみられている。ただし、チームはまだ最終決定を下していない。
それでもオコンは、フランスの通信社『AFP』に対し、自身の将来を心配する段階ではないとの考えを示した。
「今の時点では、この先について話す必要すらありません。僕には関係のないことです」
「僕たちは全員、このマシンを改善することだけに集中しています。ハースF1代表の小松礼雄は僕を信頼してくれていますし、僕も小松代表を信頼しています。契約延長オプションの行使権はハース側にあります。ですから、その話は今後、チームと直接することになります」
「必ずしも期限が決まっているわけではありません。通常、みんなが話し合うのは夏の間です。ですから、その頃になると思います」
オコンは以前にも、小松代表との関係が悪化しているとの報道を「でっち上げ」と一蹴しており、長年築いてきた信頼関係があったこともハース加入の理由だったと説明している。
また、自身の今季のパフォーマンスについても、実際以上に悪く見えているとの認識を示した。
「シーズン序盤はマシンのパフォーマンスがかなり良かったのですが、とても運が悪かったんです。あの時期にこそ、チャンスを生かしてポイントを獲得する必要がありました」
「その後、パフォーマンスが大幅に低下しました。マシンに大きな問題を抱えていたため、まったく速さがありませんでした」
厳しい状況が続いているものの、オコンはチームの巻き返しに期待を寄せている。
「今週末はいくつか新しいパーツを試しますし、その後にはさらに投入する予定です。状況は良い方向へ向かうはずです」
「それで十分かどうかは分かりません」
また、今週末は2016年ベルギーGPでマノーからF1デビューを果たしてから10年という節目でもある。
オコンは当時を振り返り、こう語った。
「F1で10年も過ごしたという実感はありません」
「あの頃はもちろん、今とはまったく違いました。テレビで見ていたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)、ジェンソン・バトン※、キミ・ライコネン※など、いつもテレビで見ていた人たちとレースをしていました。本当に特別な経験でした」
※ジェンソン・バトン:2016年当時、マクラーレン所属
※キミ・ライコネン:2016年当時、フェラーリ所属
「でも、10年後の今もこうしてF1にいるわけですから、僕はいい仕事をしてきたんだと思います。だから、悪くないですね。」
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