2026年F1第13戦イタリアGPのフリー走行2回目(FP2)がモンツァで行われた。気温32℃、路面温度53℃、湿度37%のドライコンディションとなった。
ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2番手、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が3番手に続いた。
ラッセルは中古のハードタイヤでも最速タイムを更新する速さを見せ、ソフトタイヤでトップタイムを記録した。走行中には「フロントサスペンションに変な振動がある」と報告したものの、FP2を首位で終えた。
母国レースを迎えたアントネッリもハードタイヤで一時トップに立ち、最終的に3番手となった。メルセデス勢の間にルクレールが割って入り、上位ではメルセデス、フェラーリ、マクラーレンが僅差のタイムを記録した。
アントネッリはパワーユニット(PU)の使用上限を超えたため、日曜日の決勝を最後尾グリッドからスタートすることが決まっている。
イザック・ハジャーの欠場に伴い、リアム・ローソンがレッドブル、角田裕毅がレーシングブルズから出場した。
角田はソフトタイヤで一時3番手まで浮上し、最終的に10番手。チームメートのアービッド・リンドブラッドは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンを上回る7番手でセッションを終えた。
フェルスタッペンは9番手、ローソンは12番手だった。
フェルスタッペンは走行中に「車がすごく跳ねる」と無線で報告し、マシンの挙動に不満を示した。
レッドブルは、リアウイング上段を約180度回転させ、ストレートで空気抵抗を減らす「フリップフロップ式リアウイング」を使用。この機構をテストで初めて披露したフェラーリに続き、レッドブルも改良版を採用したチームのひとつとなった。
2番手のルクレールはリアのグリップを失ってスピンしたものの、走行を継続。アルピーヌのフランコ・コラピントは縁石上でスライドしてグラベルへ飛び出し、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンもコースアウトした。
マクラーレンのランド・ノリスとアストンマーティンのランス・ストロールが接触寸前となる場面もあった。ストレートを走行していたノリスの前方をスロー走行していたストロールがレーシングラインを横切り、ノリスは「危険だ!」と無線で訴えながらコース外へ回避した。
長いストレートが続くモンツァではトウの効果が大きい一方、トラフィックによってアタックを中断する場面も相次いだ。アントネッリも混雑に巻き込まれ、「バカ(idiot)」と無線で不満を示した。
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはタイムを伸ばせず、アタックを途中で断念。アウディのガブリエル・ボルトレートはマシントラブルが発生し、チームからピットへ戻るよう指示された。
日曜日の決勝では、ミディアムタイヤでスタートし、ハードタイヤへ交換する1ストップ戦略が有力視されている。
決勝日の気温は35℃前後まで上昇する見込み。ソフトタイヤはコンパウンドが柔らかく、長いスティント※には適さない可能性が高いとみられている。
※スティント:モータースポーツにおいて、ピットイン(ピットストップ)から次のピットインまでの走行区間のこと
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