アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレが、F1アゼルバイジャンGPで多重クラッシュを引き起こしたフランコ・コラピントの判断を厳しく批判した。コラピント本人はチームや関係者に謝罪し、自身のミスだったと認めている。
アルピーヌは2台ともポイント圏内を走行していたが、セーフティカー後の再スタートで状況が一変した。コラピントの接触をきっかけにチームメイトのピエール・ガスリーとマクラーレンのランド・ノリスも巻き込まれ、3台はいずれもレースを終えることになった。
決勝はガスリーが7番手、コラピントが9番手からスタートした。レース後半、アレクサンダー・アルボンのクラッシュでセーフティカーが導入され、36周目の再スタートを迎えた時点ではガスリーが7番手、コラピントが10番手を走っていた。
ターン1への進入でコラピントはブレーキングが遅れ、冷えたタイヤをロックさせた。マシンを制御できないまま内側からガスリーに接触し、ガスリーがその外側にいたノリスと接触した。
3台はいずれもリタイア。スチュワードはコラピントに衝突の責任があると判断し、10秒のタイムペナルティーを科した。コラピントはリタイアしてペナルティーを消化できなかったため、次戦のマレーシア開催バーレーンGPでの5グリッド降格に変更された。
コラピントはレース後、チーム、ファクトリーのスタッフ、ガスリー、ノリス、そして自身を支える人々に謝罪した。
「今日のレースにはとても落胆しています。チーム、ファクトリーのみんな、ピエール、もちろんランド、そして僕たちを応援してくれているすべての人に本当に申し訳なく思っています。僕の大きなミスでしたし、起きてはいけないことでした。タイヤもブレーキも冷えた状態でロックアップし、マシンのコントロールを失ってしまいました」
さらに、週末を通じてチームが競争力のあるマシンを用意していたことにも触れ、ダブル入賞を狙える位置にいながら結果を失ったことを悔やんだ。
「チームが週末を通して、マシンのパフォーマンス面で良い仕事をしてくれていたことは分かっています。2台でポイントを獲得できる良い位置にいたので、今回起きたことを本当に申し訳なく思っています」
ブリアトーレは、選手権争いで貴重なポイントを失った結果に強い失望を示した。
「今日のレース結果には明らかに非常に失望しています。選手権争いで貴重なポイントを失ったことが分かっているからです。こうした事故は起きるべきではありません。特に2台ともポイント圏内で好走していた状況では、なおさらです」
さらに、チームとガスリーへの申し訳なさを示し、ノリスとマクラーレンにも謝罪した。
「チームには本当に申し訳なく思っています。週末を通して素晴らしい仕事をしたピエールにも同じ気持ちです。また、ランドとマクラーレンにも、彼らのレースを台無しにしてしまったことをお詫びします」
そのうえでブリアトーレは、コラピントが責任を認めていることに触れながらも、その判断を厳しく批判した。
「フランコが全面的に責任を認めていることは承知しています。当然そうすべきです。実際、レースの状況とセーフティカーからの再スタートを考えれば、彼はあまりにも遅くブレーキングしました。彼ほどの経験を持つドライバーとしては、非常にまずい動きでした」
ブリアトーレは、今回の件を受けて即断するのではなく、再発防止に向けてチームとして取るべき対応を検討する考えを示した。
「少し時間をかけて今回のことを振り返り、どのような対応を取るべきか検討したいと思います。今回の件から学び、同じような事態を繰り返さないためです。」
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