ランド・ノリスは、F1アゼルバイジャンGPのセーフティカー後の再スタートでフランコ・コラピントが多重事故を引き起こしたことについて、このようなクラッシュの責任を負うドライバーは出場停止にすべきだと異例の強い言葉で非難した。
コラピントはターン1でタイヤをロックさせ、チームメイトのピエール・ガスリーに接触。押し出されたガスリーがノリスのマクラーレンに接触となり、3台ともリタイアした。選手権リーダーのアンドレア・キミ・アントネッリはこの事故を回避したが、同じ再スタートでオリバー・ベアマンと接触し、メルセデスのフロア左側を損傷した。
ノリスは「僕はただ巻き込まれました。正直に言えば、F1にいるべきではないドライバーもいます」と語った。
「F1では世界最高のドライバーたちと競いたいです。こういうことが起きるのは、単純に彼らがそこにいるべきではないからです」
さらに「彼を出場停止にすればいい。とても簡単です」と続けた。
「FIAはもっと厳しくし、こういうことには出場停止処分を科し始めるべきです。あまりにも不注意です。多額の費用がかかり、僕のパーツはすべてゴミ箱行きです。こんな運転はF1にふさわしくないので、出場停止にすべきです」
コラピントはすぐに謝罪した。
「皆さん、ファクトリー、そしてもちろんピエールに心から謝りたいです。大きなミスをしました。起きてはいけないことでした。本当に申し訳ありません」
スチュワードはコラピントに、次戦のマレーシア開催バーレーンGPで5グリッド降格ペナルティを科した。しかし、アゼルバイジャンGPの上位3人はノリスのレース出場停止要求をそろって退けた。
優勝したジョージ・ラッセルは「個人的には厳しすぎると思います」と語った。
「セーフティカー後の再スタートではタイヤが冷えています。ほんの小さなミスが大きな結果につながることがあります。レース出場停止は、ドライバーが意図的に非常に危険で無謀なことをした場合に科すべきです」
マックス・フェルスタッペンも同意した。
「レース出場停止は少しやりすぎだと思います。もちろん、原因を作ったドライバーが自分のしたことを理解し、謝罪していることが前提です」
イザック・ハジャーはさらに同情的だった。3戦の欠場から復帰し、土曜日のアゼルバイジャンGPで3位表彰台に上がったフランス出身のハジャーは「コースの状態が十分によくないと思います」と語った。
「レーシングラインを外れると、路面がとてもバンピーになります。そこで少しやり過ぎるだけで、非常に大きな結果につながります。レース出場停止は厳しすぎます」
それでも、アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、チームが内部で追加対応を検討する可能性を示した。
「少し時間を置いて考え、今回の出来事から学び、再発を防ぐためにどのような措置を取るべきか検討したいと思います」
一方、イタリア紙の『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)』は、騒動がオンラインにも広がり、ノリスがコラピント支持者から標的にされていると報じた。同紙によると、マドリードを巡る騒動後にガスリーがアルゼンチン人ファンから中傷を受けた数日後、ノリスのSNSアカウントには「同性愛嫌悪に基づく侮辱や脅迫」が書き込まれた。
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