おめでとう!平川亮、F1デビュー戦で初入賞!終盤の2台抜き、小松代表も称賛「見事でした」/メキシコシティGP
11月1日(日)、2026年F1第19戦メキシコシティGPの決勝で、ハースからF1デビューを果たした平川亮が10位入賞を達成した。
終盤にウィリアムズ勢2台を抜いて13位でチェッカーを受けた後、上位3人へのペナルティで10位に繰り上がり、初出場で1ポイントを獲得した。
■67周目にサインツ、70周目にアルボンを攻略
エステバン・オコンに代わって急きょ出場した平川は、予選19番手。ローソンの予選失格により、18番グリッドから初めてのF1決勝に臨んだ。
見せ場となったのは、最後のセーフティカー(SC)解除後だった。平川は終盤のSC導入中に中古のソフトタイヤへ交換。15番手からレースを再開すると、前を走るサインツとアルボンを追い詰めていった。
平川は67周目のターン1でサインツを抜き、69周目に自己ベストを更新。70周目にはターン2でアルボンを攻略した。残り周回が少なくなる中、立て続けに順位を上げ、13番手へ浮上した。
ウィリアムズは、平川がより新しいタイヤを履いていたことに加え、サインツが終盤に直線でのペースを失い、その原因を調査していたと説明している。平川は追撃の機会を逃さず、2台を抜き切った。コース上での追い上げが初ポイント獲得につながった。
■最終71周目に自己ベスト、最後までペースを上げる
アルボンを抜いた後も、平川はペースを緩めなかった。
平川のレース中の自己ベストは、最終71周目に記録した「1分20秒984」初めてのF1決勝で経験を積みながら、最後の1周で再び自己ベストを更新した。
■平川「慎重になりすぎた」序盤から、終盤は自信を持って攻撃
平川は、初めてのスタートと1周目では、周囲のマシンを意識しながらブレーキングポイントを判断する難しさがあったと振り返った。
「学ぶために完走することを重視していたので、慎重になりすぎたと思います」
その後は周囲の走りから学び、ソフトタイヤで走る中で自信を深めたという。最後のSC解除後については、次のように語っている。
「さらに自信がつき、2台を抜くことができました」
完走を重視した序盤から、自ら仕掛けて順位を上げた終盤へ。平川は初めてのF1決勝の中で、着実に対応を進めていった。
■小松代表も称賛「ウィリアムズ2台を抜いた走りは見事」
ハースF1の小松礼雄チーム代表も、平川がレースを通じて冷静さを保ち、改善を重ねたことを評価した。
赤旗後の2度目のスタートには課題があったとしながらも、終盤の追い上げを称賛している。
「そこから巻き返し、ウィリアムズの2台を抜いた走りは見事でした」
■決勝後に10位へ繰り上がり、F1デビュー戦で初入賞・1ポイント獲得!
平川は、決勝後に上位3人へ科されたペナルティにより、13位から10位に繰り上がった。
・オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
アービッド・リンドブラッドとの接触で10秒加算
・フランコ・コラピント(アルピーヌ)
黄旗区間での減速違反で10秒加算
・ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
ダブルイエロー区間での減速違反でストップ・アンド・ゴー相当の処分
一方、チームメイトのオリバー・ベアマンは、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)との接触によりリタイアに終わった。
初入賞の確定は決勝後となったが、その結果を引き寄せたのは、最後まで順位とタイムを追い求めた平川の実直な走りだった。




