豊田会長、平川亮のF1デビューに感謝 小松代表が語る、資金支援だけにとどまらないトヨタの姿勢
■平川のF1デビューに特別な思い
トヨタ自動車の豊田章男会長は、平川亮がハースからF1デビューを果たしたことを祝福し、トヨタのドライバーを再びF1のレースに送り出したいという長年の思いを明かした。
ハースのリザーブドライバーで、WEC(世界耐久選手権)ではトヨタのドライバーを務める32歳の平川は、エステバン・オコンの週末途中での欠場を受け、メキシコシティGPで急きょ起用された。
豊田会長は、11月2日に発表したコメントで、トヨタが2009年にF1から撤退して以来、抱き続けてきた夢について次のように記した。
「もう一度、トヨタのドライバーをF1のレースに出してあげたい。それは、私自身がずっと胸の中に持ち続けてきた夢でもありました」
「平川がF1のグリッドに並ぶ姿を見たとき、私自身の夢も一つ叶えてもらったような気持ちになりました。平川、私の夢も叶えてくれてありがとう」
■諦めないと誓った平川
豊田会長は、2027年のレギュラーシート争いが厳しい結果となった後、平川が「決して諦めない」と誓ってくれたことも明かした。
こうした思いは、ハースF1の小松礼雄代表がメキシコシティGPで説明したトヨタの姿勢とも重なる。トヨタはF1ドライバーの育成を望んでいるが、実力を伴わないまま、単に自社のドライバーにシートを与える考えではないという。
「そのドライバーが最速でなければなりません。そうでなければ、誰にとってもうまくいきません。トヨタは、自社のドライバーをF1に乗せるためだけに資金をつぎ込む会社だと思われたくないのです」
平川が次戦サンパウロGPでも続投する可能性は低く、代わってラファエル・カマラのハースでのデビューが前倒しされる見通しだと報じられている。
一方、豊田会長は、日本人ドライバーのF1優勝への願いも記している。
「そして、いつか日本人ドライバーがF1の表彰台の一番高いところに立つ日を見てみたい。」




