F1第13戦ハンガリーGP(ハンガロリンク)の決勝レースが、気温29度、路面温度44度、湿度48%の晴天の中で行われ、ビザ・キャッシュアップRBは角田裕毅が9位、ダニエル・リカルドは12位でフィニッシュ。2台ともトップ10からのスタートだったがダブル入賞はならなかった。
●【2024F1第13戦ハンガリーGP】決勝レースのタイム、周回数/タイムスケジュール・全セッションの結果
角田裕毅は、10番グリッドからスタートして、驚異的なタイヤマネジメントで唯一の1ストップ戦略を成功させ、2戦連続でポイントを獲得した。速さと安定感とタイヤマネジメントの上手さで、朝まで修復作業を続けてくれたスタッフの努力に報いた。
リカルドはピット戦略が仇となり、順位を上げられなかった。
■ローラン・メキース代表(RB)
「ここ数週間、ファエンツァとビスターの全員が一生懸命かつ効果的に働き、ハンガリーでのパフォーマンス向上を実現しました。
2台をQ3に進出させたことは、その努力の証であり、今日獲得したポイントはその成果にふさわしい報酬です」
メキース代表は、角田裕毅のレース内容を高く評価している。
「ユウキ(角田裕毅)のレースは素晴らしく、唯一1ストップ戦略を敢行し、ミッドフィールドだけでなくアストンマーティンの2台をも打ち負かしました。ユウキのタイヤマネジメントは誰にも引けを取らず、最後まで粘って見事にやり遂げました。
チームは彼がQ3でクラッシュした後、短時間でユウキのクルマを新しいシャシーで再構築するという見事な仕事を成し遂げました」
リカルドについてはトラフィックでその速さを活かせず、チャンスを失ったと語った。
「残念ながら、ダニエル(リカルド)のピットストップのタイミングが早すぎて、激しいトラフィックに巻き込まれ、ポイント争いのチャンスを失ってしまいました。彼のペースは週末を通じて非常に強く、レースの最終スティントでようやくフリーエアを見つけ、挽回することができたときにもそれを証明してくれました。
私たちは彼のフラストレーションを共有しており、次週に向けて改善し、強くなって戻ってきます。
次はスパでの挑戦が待っています。ハンガロリンクとはまったく異なるコースですが、ここでの強い週末をポジティブに受け止め、この速く流れるトラックで車を最高の状態にするために全力を尽くします」