今シーズンの最終戦となるF1第24戦アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)の予選を終えて、セルジオ・ペレス(レッドブル)が次のように語った。
ペレスは、Q1でトラックリミット違反と判断されてタイムが抹消されノータイム状態になったため、新品タイヤをもう1セットを装着してコースに出ていった。しかし直後、消えたはずのタイムが復活。この判断のタイミングが遅かったせいでペレスは新品タイヤを1セット無駄使いし、無線で激怒していた。
●【2024F1第24戦アブダビGP】4人が降格ペナルティを受けた後の暫定版スターティンググリッド/全セッションの結果・タイムスケジュール
■セルジオ・ペレス(レッドブル)
予選:10番手
「Q3に新品タイヤを1セットしか持ち込めなかったことが響いたと思う。
Q1で最初のラップタイムが抹消されたため、新品タイヤを装着して出ていったけど、そのタイムが有効だと知らされた時には遅すぎて、結果的に1セットを無駄にしてしまった。不運だったし、セッションが台無しになった。
1周アタックのペースにはまた苦戦して、バランスがすごく不安定だった。この問題には以前から悩まされているんだ。フロントエンドを良くしようとするとリアが犠牲になり、バランス調整に追われてばかりだ。
予選は今シーズンを通して最も厄介で、今日も改善できなかった。
明日、力強いレースをすることに集中するよ。このグリッドからでも戦えると思う。レースペースは良いけど、リアタイヤのデグラデーション(劣化)は厳しい展開になりそうだ。おもしろいレースになるだろうね。」