F1公式サイトも角田裕毅の昇格示唆!ローソンが直面した「3つの壁」角田は昇格すれば「順位は下がる」と分析

2025年03月27日(木)7:35 am

記事要約


・ジョリオン・パーマーがローソンの経験不足や精神的プレッシャーが結果に影響していると指摘。

・ローソンが直面する厳しい状況に対して、パーマーは角田裕毅の昇格の可能性を高く評価。

・レッドブルにとっては難しい決断であり、ローソンにもう少しチャンスを与えるべきとの意見も。


世界中の権威あるサイトやテレビ局が「リアム・ローソンと角田裕毅が交代」する記事を掲載しているが、F1公式サイトが元F1ドライバーのジョリオン・パーマーの見解を掲載した。こうした流れは経験上、単なる噂ではなく、角田裕毅がかなりの高確率で昇格することを示していると言える。

パーマーは、レッドブルでのキャリアがわずか2戦で危機に瀕しているローソンについて、「経験不足、マシン特性、精神的なプレッシャー」が原因だと分析した。

■経験不足

2025年シーズン前テストが行われたバーレーンでは、「ローソンはテストの計画に不備があった」とパーマーは指摘。特に「2日目にクルマの信頼性の問題と珍しい雨によって、ベストな走行時間を確保できなかった影響で、予選やレースに向けて十分な準備ができなかった」とパーマーは考えている。

「ローソンはF1経験が少なく、特にメルボルンや中国のような難しいサーキットで厳しいスタートを切ることとなり、中国GPでは今季初のスプリント・フォーマットでの開催により練習時間が限られており、その中で結果を求められる厳しい状況だった」と述べた。

■特異なマシン特性

レッドブルのクルマについては「非常に難しい」とパーマーは指摘。特に「マックス・フェルスタッペンの好むシャープなフロントエンド」とルーズなリアの特性、つまり回頭性が良すぎるマシン特性は「ローソンには合わない」とパーマーは考えている。

そして「ローソンはまだバランスを取るのに苦しんでいる」とし、オーストラリアGPと中国GPが初めてのサーキットにも関わらず、テストでもフリー走行でも十分な練習時間を取れなかったことで「経験不足がレース結果にも影響を与えている」とパーマーは指摘した。

■精神的なプレッシャー

注目度の高いトップチームのF1ドライバーにとって、厳しいのが精神的なプレッシャーだ。

パーマーは「レッドブルからのプレッシャーとメディアからの厳しい視線もローソンには重く、精神的に追い詰められた結果、ミスを避けようと過剰に考えてしまう場面が多く見られ、さらなる悪循環を生んでいる」と分析した。

■角田裕毅の順位は下がると指摘

昇格が内定したと言われている角田裕毅については、「もしホームレースで出場することになれば、予選で順位が下がる可能性がある」とパーマーは指摘した。

その理由は、パーマーは「現状、レーシングブルズのクルマは非常に速く、予選ではレッドブルよりも速いと考えられている」と述べた。「角田はメルボルンでフェルスタッペンから0.2秒差で予選を通過し、中国ではフェルスタッペンに非常に近いタイムを記録していたものの、ミスによってタイムを残せなかった」。

■ハジャーは?

角田のチームメートの新人アイザック・ハジャーについては、パーマーは「中国でフェルスタッペンと0.2秒差のタイムを記録していた」と評価。

しかし、マックス・フェルスタッペンは歴史に名を刻むドライバーであり、「仮にフェルスタッペンがレーシングブルズのクルマに乗っていた場合、このタイムを下回るとは考えにくい」とパーマーは指摘。そのため、レーシングブルズのクルマの一周の速さは、少なくともフェルスタッペン&レッドブル・レーシングと肩を並べているとパーマーは考えている。

■角田裕毅の挑戦とレッドブルの難局

しかし、この状況は、「角田にとっては逆境」だとパーマーは書いた。角田は「長年Aチームへの昇格を目指して努力」してきたと評価。昨年は「ローソンとの予選対決で7勝2敗と優位」に立ち、「スプリント予選でも結果を出していた」ため、「オフシーズンテスト前に起用されるべきだった」と考えている。

そして「シーズン途中での加入は、セカンドドライバーにとってますます厳しい」とし、レッドブルが直面している難しい状況を浮き彫りにしているとパーマーは述べた。

■ローソンの起用と角田裕毅の可能性

ローソンを起用した決断は、パーマーは「レッドブルにとって大きな賭け」だったものの、これまでのところは「成果が出ていない」と指摘。チームメイトとしてローソンの実力を知っている角田裕毅も、その「現実的な状況を実感している」はずだと述べた。

一方で、フェルスタッペンが4度のタイトルを手にした元チャンピオンチームへの移籍は、「どんなドライバーにとっても魅力的に映るだろう」と元F1ドライバーとして理解を示す。「もしうまくいけば、トップ争いの常連になる」と新たなスターの誕生に期待を寄せ、そのためには「ドライバーとして自分が違いを生むと信じること」とアドバイスした。

■角田裕毅の挑戦とレッドブルの未来

一方で、もし角田が昇格した場合、セルジオ・ペレスやローソンが見せたようなパフォーマンスにとどまってしまえば、「角田裕毅自身にとっても、チームにとっても大きなダメージとなる」と指摘。そうなると、ポイントの獲得にすら苦しむことになるだろうと見解を示した。

■決断の難しさとレッドブルの選択

また、今の状況は「レッドブルにとっては非常に難しい選択」と述べた。

昨年の12月に角田を見送ったことを考えれば、「ローソンにもう少しチャンスを与えて、彼が得意なサーキットで、通常の週末の状況で、自分のペースを見つけるのを見守るべきだと思う」とコメント。

「角田を起用する賭けに出るのであれば、それは絶対に成功させなければならない」と締めた。

■ローソンは自信を取り戻せ

難しい状況に追い込まれているローソンだが、速さがないわけではない。ジュニアチームで何度も“実戦テスト”をさせてから、ポテンシャルがあると見極めた結果、“飛び級”でレッドブル・レーシングへ昇格し、チャンスを掴んだドライバーだ。自信を取り戻せば、成長する可能性も十分にある。

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