記事要約
・レッドブルは2025年日本GPから角田裕毅をレッドブル・レーシングに昇格させ、リアム・ローソンをレーシングブルズへ移籍させると発表
・開幕2戦でRB21に苦しんだローソンの状況を受け、チームは早期に判断を下した
・ホーナー代表は「これは純粋にスポーツ面の決定」とし、角田の経験をRB21の開発に活かす方針
■角田裕毅が日本GPからレッドブル・レーシング昇格へ
2025年F1シーズンの開幕2戦を終えた段階で、レッドブルは異例のドライバー交代を発表した。
2025年F1日本GPから、F1で5年目の経験豊富な角田裕毅がマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングのマシン「RB21」をドライブすることになる。一方、これまでそのシートに座っていたリアム・ローソンは、現レーシングブルズに移る。
■4シート体制を活かした「ローテーション」
レッドブルは、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの2チームでF1に4シートを持つという特殊な体制を活用し、今回は早期の「ローテーション」を決断した。
2025年の目標である「ドライバーズタイトルの防衛」と「コンストラクターズタイトルの奪還」を達成するため、ドライバー起用に柔軟性を持たせる方針を取った。
■ホーナー代表「これは純粋にスポーツ面での決定」
チーム代表のクリスチャン・ホーナーは次のように説明した。
「開幕2戦でリアム(ローソン)がRB21に苦しんでいる姿を見るのは辛く、だからこそ、チーム全体で早期の決断を下しました。
我々は2025シーズンに2つの明確な目標を持っています。ドライバーズ・チャンピオンシップを維持すること、そしてコンストラクターズ・タイトルを奪還することです。それを達成するための純粋にスポーツ面での決断です」と語り、この決定には商業的な側面が含まれていないことを強調した。
また角田の昇格については、このように語った。
「RB21の開発にはまだ多くの課題が残っていることは認識しており、ユウキ(角田裕毅)の経験はその課題解決に大きく貢献するでしょう」と角田の経験を評価。これまで4年間のF1での豊富な経験に期待を寄せた。ジュニアドライバーとしてジュニアチームで成長してきた結果が評価されたとも言える。
そして「彼をチームに歓迎し、RB21のステアリングを握る姿を楽しみにしています」と期待を語った。
■ローソンには「成長のための環境」を
一方で、ホーナーはローソンの将来についても慎重に配慮している姿勢を見せた。
「私たちはリアムを守り、育成する責任があります。だからこそ、これ以上悪循環を続けるのではなく、彼がよく知る環境であるレーシングブルズで経験を積ませるのが理にかなっていると私たちは考えています」と語った。
今回の決断により、F1第3戦となる日本GPで角田裕毅が鈴鹿サーキットで、母国ファンの前でトップチームのマシンを駆るという、注目の展開が待ち受けている。