【F1イギリスGP|決勝】ルクレール優勝 ハミルトン戒告処分も英国勢2人が表彰台、フェルスタッペンは終盤ストップ

2026年07月06日(月)7:47 am

記事要約


・ルクレールが大荒れのイギリスGPを制し、英国勢2人が表彰台

・序盤から接触、ペナルティ、傘によるVSCなど波乱が続出

・終盤にフェルスタッペンがストップし、SC先導のまま決着


2026年F1第9戦イギリスGP決勝レースは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップでフィニッシュした。2位はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位はルイス・ハミルトン(フェラーリ)だった。

レースは気温25℃、路面温度42℃、湿度50%のドライコンディションで行われた。ジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、ルイス・ハミルトン、オリバー・ベアマン、アービッド・リンドブラッドの英国勢5人が母国レースに挑んだ。

■スタート直後から波乱、アロンソはピットレーンから出走

ポールポジションからスタートしたのはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。フロントローにはルクレールが並んだ。

ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は予選後のペナルティにより12番グリッドから15番グリッドへ降格。これにより、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が12番グリッド、ベアマン(ハース)が13番グリッド、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)が14番グリッドへそれぞれ繰り上がってスタートした。

スタート前にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)がコース上でストップした。すぐに動き出したがグリッドには戻れず、ピットレーンからレースに参加した。

スタートではアントネッリが出遅れ、フェラーリ勢が前へ。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は「ダメージがあると思う」と無線で訴え、チームからフロントウイングにダメージがあるとピットへ戻るよう指示を受けた。

また、スタート直後にはアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)とベアマンが接触。アルボンには10秒ペナルティが科された。さらにハミルトンはスタート時に動いたとして、5秒ペナルティを受けた。

■アントネッリが反撃、ハミルトンを一気に攻略

序盤はルクレールがファステストラップを記録しながらレースをリード。フェルスタッペンはチームメイトのアイザック・ハジャーを抜いて前に出たが、その後「シフトダウンが最悪だ」と無線で不満を訴えた。

11周目、アントネッリはハミルトンをターン9手前で一気にオーバーテイク。スタートで失ったポジションを取り戻しにかかった。一方、ラッセルはギアボックスの不具合を無線で伝えたが、チームは問題ないと返答している。

18周目には、フェルスタッペンがラッセルとの激しいバトルの後にハードタイヤへ交換。ハジャーもピットへ入り、サインツもタイヤ交換を進めた。

■傘でVSC、各所でバトルと戦略が交錯

レース中盤には、観客の傘がコースへ入ったことでバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。このタイミングでオコンがピットインし、タイヤを交換した。

ハミルトンは「ものすごいアンダーステアだよ。車が曲がらない」と無線で訴えながらも走行を続けた。その後、ピットで5秒ペナルティを消化する間に、ラッセルがタイヤ交換を行って前に出る場面もあった。

25周目にはトップのルクレールがピットイン。ノリスも続いてピットへ向かった。30周目にはハミルトンとラッセルが激しくバトルし、抜き返し合う展開となった。

■アントネッリに異変、ファステスト後に失速

36周目、トップを走っていたアントネッリがようやくタイヤ交換を行い、これで全車がタイヤ交換を終えた。アントネッリはその後ファステストラップを記録したが、終盤に急にスローダウンした。

アントネッリは「車が壊れた」と無線で訴え、一度ピットへ入った後、5番手で復帰。しかしその後も「サスペンションが壊れた」と訴え、さらに順位を落とした。

チームはリタイアを指示したが、ポイント圏内の10番手にいたアントネッリは「やれるだけやるよ!」と続行する意思を示した。

その後、トラックリミット違反により、アントネッリには5秒ペナルティも科された。

■フェルスタッペンがターン15でストップ、SC決着へ

終盤にはヒュルケンベルグがコース脇にストップし、再びVSCが導入された。さらにフェルスタッペンがターン15で大きくコースアウトし、グラベル上でストップ。これによりセーフティカーが導入された。

48周目、各車が続々とピットイン。フェラーリ勢はソフトタイヤへ交換したが、メルセデス勢はステイアウトを選択した。フェルスタッペンの車が撤去され残り2周となり、レースが再開されれば大きな勝負になる可能性があったが、セーフティカーは最後までピットへ戻らなかった。

そのままレースはセーフティカー先導で終了。ルクレールがトップでチェッカーを受け、ラッセルが2位、ハミルトンが3位に入り、英国人2名が表彰台を飾った。

ハミルトンは黄旗区間での減速不足により今季初の戒告処分を受けたが、状況が考慮され、レース後の順位降格などは科されず、母国レースでの3位表彰台を守る形となった。

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