スペインGPの主催者は、マドリンクで初めて行われたF1決勝でオーバーテイクがほとんど見られなかったことを受け、早くも新サーキットのレイアウト変更を約束している。
オランダ紙『De Telegraaf(デ・テレグラーフ)』は、主催者が2027年に向けて「改善を約束している」と報じた。また、別の報道によると、フェルナンド・アロンソの元マネージャーで、サーキットの責任者を務めるルイス・ガルシア・アバドも、コースが改修されることを認めたという。
プロレーシングドライバーでオランダの公共放送『NOS』のアナリストを務めるイェルーン・ブリーケモーレンも、変更は避けられないと考えている。
「変更が行われるのは100%確実です。誰もが変える必要があると言っていますし、誰もがそれを望んでいます。資金もありますし、政府も支援しています。この巨大プロジェクトにはすでに多額の資金が投じられています。この段階で失敗に終わらせるようなことはしないでしょう」
大会アンバサダーの1人でもあるカルロス・サインツは、週末の時点ですでに、IFEMAの敷地には将来的な変更を行うための余地が非常に大きいと強調していた。
「サーキット側には柔軟な姿勢を持っていてほしいです。予選には素晴らしいサーキットですが、レースでも素晴らしいサーキットである必要があります。こうした姿勢とFIAによる変更を踏まえて、もっとオーバーテイクのチャンスが増え、さらに魅力的なサーキットになることを願っています」
アロンソも変更を検討すべきだとの考えで一致したが、一部の区間については既存のインフラによる制約があると警告した。
「FIAと一緒に、何ができるのかを確認する必要があります。ターン5と6では何かできるかもしれません。ただ、高速道路の下を通っていて橋もあるので制約があります。だから難しいでしょう。でも、主催者は僕たちのフィードバックに耳を傾けることに前向きです」
メルセデスF1のトト・ウォルフ代表は、主催者とFIAの双方との話し合いがすでに始まっていると明かした。
「サーキットディレクターと話しましたが、主催者は提案を受け入れる姿勢を示しています。どのような対策を取るべきか、そしてサーキットをどのように設計すべきかについて、すでにFIAとも話し合っています」
レース内容には課題が残ったものの、ウォルフ代表はイベント全体については高く評価した。
「『ミニ・マカオ』や『ミニ・モナコ』のような雰囲気で、ロケーションも素晴らしいです。欠点を探そうと思えば、いつでも見つけることはできます。しかし、今回が初開催だったことを考えれば、私はとても感銘を受けています」
フェラーリF1のフレデリック・バスール代表も、レース内容への批判とイベント全体への評価を分けて考えている。
「オーバーテイクについては議論できますが、全体としては素晴らしいイベントだったと思います。何ができるのか、一緒に検討していきます」
レッドブルF1のローラン・メキース代表も、会場自体については高く評価した。
「唯一の欠点は、オーバーテイクのチャンスが少ないことです。コース周辺には利用できるスペースがありますから、そこは対応できる部分なのではないかと思います」
一方、エステバン・オコンは、新しいアスファルトもオーバーテイクの少ないレースになった大きな要因だと考えており、マドリンクは時間の経過とともに自然に改善していく可能性があると指摘した。
「グレイニング※が発生しなかったので、結果的にああいうレースになりました。もし金曜日にレースをしていたら、もっと良かったでしょう。」
※グレイニング:タイヤ表面のゴムが削れ、そのゴム片が再び表面に付着して粒状の凹凸ができ、グリップが低下する現象
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