オーストラリアのF1ファンたちは、母国のヒーローであるマーク・ウェバー(レッドブル)をますます好きになっただろう。
母国オーストラリアの主要都市でのF1生中継復活に向けてウェバーが尽力していることは以前も伝えられていた。
オーストラリア国内でのF1中継がハイビジョン放送を行う1チャンネルから10チャンネルに移行したため、パースとアデレードのF1ファンは生中継を見る手段を奪われていた。
これに怒ったファンが10チャンネルのフェイスブックページとツイッターアカウントに批判を書き込んで炎上させ、ウェバーに援護を求めていた。
そして、ウェバーは母国のファンたちの願いを聞き入れ、自身のツイッターにこうつぶやいた。
「頼むよ、10チャンネル。オーストラリアの熱烈なモータースポーツファンは、今の放送時間帯に満足していないんだ」
「生中継にしようよ」
ウェバーのつぶやきから1時間も経たないうちに、10チャンネルはパースとアデレードでの生中継、しかもフルハイビジョンでの放送を約束した。
「次に10チャンネルがモータースポーツファンともめそうになったら、まずはマーク・ウェバーに相談することだ」と、『The Australian(オーストラリアン)』紙がこのニュースを伝えている。