来年初開催が予定されているF1ロシアGPの主要人物が、ソチでのレースが中止になるとの見方に反論を行った。
最新の報道によれば、ロシア自動車連盟(RAF)とレース主催者であるオメガとの対立により、7月末までと定められていたF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)への正式な開催申請手続きが遅延されたと伝えられている。
だが、オメガの最高責任者代理であるオレグ・ザバラは、ロシアの『Championat』に対し、次のように語った。
「なぜ疑念など起こるのか理解できないね」
「2010年に、(当時の統一ロシア党首/現ロシア連邦大統領である)ウラジーミル・プーチンの出席のもとで合意文書が締結され、(サーキット建設の)作業も計画にそって行われてきている」
「こうしたこと(懸念)は、(アメリカの)ニュージャージーですべてが順調に進んでいないという事実から起こっているものだろう」
「だが、我々には問題はない。すべて計画通りに進んでいる」
実際のところ、2014年のF1カレンダーがどのようなものとなるのかはまだ推測の域を出ていないが、ソチではすでに10月19日(日)に決勝を行うという暫定日程も組まれている。
そして、さらなるニュースも聞こえてくるかもしれない。ザバラは先週末、ハンガリーGPが行われたハンガロリンクでF1最高責任者のバーニー・エクレストンと会っていたが、その場にはGP2に参戦する新たなロシアチームであるロシアン・タイムのイゴール・マゼパの顔もあった。
そのマゼパは、ロシアン・タイムがウィリアムズと密接に交渉を行っていることを認めた。
「現在、我々は関係を強化しようとしている」、と語ったマゼパは、さらに次のように付け加えている。
「我々はすでにクレア・ウィリアムズ(ウィリアムズ/副代表)と、もし2014年に現在のドライバーのどちらか1人がほかのチームへ移籍した場合には、ロシア人ドライバー採用の可能性がないか話し合いをしている」
ちなみに、ウィリアムズの現ドライバーは、バルテリ・ボッタスとパストール・マルドナードだ。