・ビノットが2026年レギュレーション支持を表明し過剰な批判をけん制
・FIAとF1がエネルギーマネジメント問題改善に向け調整を継続
・V8回帰論が拡大する中で続くメーカー側との温度差
アウディF1の最高執行責任者(COO)兼最高技術責任者(CTO)であるマッティア・ビノットは、F1の物議を醸している2026年レギュレーションへの批判の高まりに反論。
新時代が始まったばかりの段階で過剰反応すべきではないと主張した。
「アウディは常に高効率エンジンを追求してきました。それは私たちにとって重要なことです。そして将来に向けて、どのような妥協点が最善なのかについて、FIAと議論を続けています」
一方で、将来的なV8エンジン復活を求める圧力も強まっている。
今週、デトロイトの自動車業界やメルセデスからもV8支持の声が上がる中、アウディは現在のハイブリッド重視路線を放棄することには、あまり乗り気ではないようだ。
「将来がどうなるのかについて語るには、まだ早すぎると思っています。確かに、FIA(国際自動車連盟)との議論は始まっています。今後、F1にとって何が最善なのかを話し合っていくことになるでしょう」
ビノット代表は、現在のレギュレーションを巡る批判的な声には同調していないことを明確にした。
「私は現在のフォーマットをそこまで否定的には見ていません」と彼は強調した。
「全体としては、良いフォーマットだと思っています。私たちはレギュレーションを少し調整し、改善を試みています。次のシーズン以降、さらに修正を加えるかもしれません。しかし、今見えているものに対して、ある程度は前向きであるべきだと思います。過去を振り返れば、もっと退屈だった時代のF1もあったはずです」
FIA会長モハメド・ベン・スレイエムが2030年または2031年頃のよりシンプルなV8エンジンへの回帰を推し進めている中で、アウディのこの姿勢は重要な意味を持つ。
しかし、『DAZN』のコメンテーターであるアントニオ・ロバトによれば、メーカー側は依然として抵抗しているという。
「ベン・スレイエム氏は、最小限のハイブリッド化と持続可能な燃料を組み合わせたV8エンジンを望んでいますが、エンジンメーカー側は拒否しています」とロバトは語った。
「会長は、2031年には自分たちの提案を実施するためにメーカーの承認は必要ないと明言しています。問題なのは、すでに2026年を迎えており、少なくともあと4年間はこのレギュレーションが続くということです。私たちはこれに慣れるしかありません。」
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