F1チームのアルピーヌを巡って、所有構造に関する不透明感や憶測が続く中、ルノーCEOのフランソワ・プロボストは、ルノーとしてF1に長期的に関与していく姿勢を示し、関係者の不安払拭に努めた。
エンストンを拠点とするアルピーヌは、ここ数カ月にわたり、さまざまな憶測の中心に置かれてきた。オトロ・キャピタルが保有する24%の株式を巡るメルセデスとの交渉は決裂し、ルノーはレッドブルF1チームの元代表クリスチャン・ホーナーと再び組むことにも前向きではないと報じられている。
また、中国の自動車大手BYDについても、将来的なF1プロジェクトとの関連が取り沙汰されている。
しかし、プロボストCEOはベルギーの放送局『RTBF』に対し、ルノーがF1を将来に向けた重要な活動の一部と位置づけていることを明確にした。
「私たちは長くF1に関わっていくつもりです」とプロボストCEOは語った。
「F1は世界で最も人気のあるスポーツであり、8億人から10億人が注目しています」
ルカ・デメオの後任としてルノーCEOに就任したプロボストは、アルピーヌが2025年のコンストラクターズ選手権で最下位に終わった厳しい時期を経て、立て直しに向かい始めていると語った。
「私が就任したとき、チームには安定化を求めました。そして、すべてが少しずつ整いつつあります。新しい流れが見えています」
プロボストCEOはまた、現在のアルピーヌのドライバーラインアップも支持した。ピエール・ガスリーは2028年まで契約を結んでおり、フランコ・コラピントもチームの将来を担う存在として見られるようになっている。
「ピエール・ガスリーは実績のあるドライバーで、2028年まで契約があります。一方で、フランコ・コラピントも非常によく成長しています」とプロボストCEOは語った。
プロボストCEOは、アルピーヌ再建の中心人物であり続けているエグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレについても称賛した。
「彼とは非常に良い関係を築いています」とプロボストCEOは語った。
「2年前、最悪の時期に来てくれたことに感謝しています。彼は状況を好転させました。すべてがうまく機能しています」
プロボストCEOはさらに、2027年以降に向けたアルピーヌとグッチのタイトルスポンサー契約も歓迎した。
「これは素晴らしいニュースです。大手ラグジュアリーブランドがF1チームのメインスポンサーになるのは初めてです」
そして、ルノーが自社エンジンプログラムを終了し、2026年からメルセデスのカスタマーチームとなったことについても、プロボストCEOは感傷よりも結果を優先する姿勢を隠さなかった。
「ルノーは40年以上にわたるF1の歴史を持つ、伝説の一部です。しかし何よりも、私はパフォーマンスを求めています。だからこそ、勝ちたいのです。」
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