ルクレール怒り爆発「ブレーキがないような状態」フェラーリF1に波紋、ブレーキ大手ブレンボも異例声明

2026年06月10日(水)17:27 pm

記事要約


・ルクレールがモナコGPでブレーキ問題に怒り、責任を否定

・ハミルトンは別仕様ブレーキを採用、ルクレールも次戦から変更へ

・フェラーリとブレンボが原因調査、バルセロナ・カタルーニャGPまでの対処を約束


■ルクレール、ブレーキ問題に怒り

シャルル・ルクレールは、ここ数戦のフェラーリを悩ませてきたブレーキ問題に、ついに我慢の限界を迎えたようだ。

モナコGPで表彰台獲得が有力視されていたものの、クラッシュによりリタイアしたルクレールは、チームラジオで怒りを爆発させた。

「こんなことで責任を押し付けられるつもりはない!」

ルクレールはその後、問題の原因が自身のミスでも、最終コーナーの路面状況でもないことをメディアに明確に伝えた。

「僕はいつも正直であり続けてきたと思っていますし、どれだけミスを犯したとしても、自分のミスに言い訳をしている自分を鏡で見るのは嫌なんです」

「だからこそ、カメラの前では常に率直に話してきました。しかし今日は、その責任を受け入れるつもりはありません。どこまで詳しく話していいのか分かりませんが、まるでブレーキがないような状態なんです」

ルクレールは、母国レースが失望の結果に終わったことで、強いフラストレーションを感じていることを認めた。

「非常にフラストレーションがたまっています。本当に怒っていますし、とても悲しいです。ここは僕のホームレースですから。でも今日は、自分自身に怒っているわけではありません」

「解決策はあります。ルイスは3〜4戦前からその方向を模索していました。しかし僕にとっては、今日はとても運転できる状態ではありませんでした」

■ハミルトンは別仕様のブレーキを採用か

その解決策は、ルイス・ハミルトンがすでに採用しているブレーキ仕様にあるとみられている。

2025年シーズンを通じて同様の問題に苦しんできたハミルトンは、日本GP以降、長年フェラーリにブレーキディスク素材を供給してきたブレンボ製から、カーボン・インダストリー製へと静かに仕様を変更したとされる。

それ以降、ハミルトンはフェラーリ勢の中でも、比較的安定したパフォーマンスを見せる存在となっている。

当初は変更に抵抗していたルクレールも、今では考えを改めたようだ。

「少し希望を持てる点があるとすれば、解決策がチーム内に存在していることです。ルイスはすでにブレーキについて別の方向性を選んでいます。僕も次戦からは同じようにするつもりです」

■フェラーリ、バルセロナGPまでの対処を約束

フェラーリF1副代表のジェローム・ダンブロシオは、チームが現在、ルクレールの問題解決を最優先事項としていることを認めた。

「今後のレースに向けて、私たちの目標はシャルルを100%サポートすることです。明日にはファクトリーへ戻り、何が起きたのかを分析し、最善の対応策を決定したうえで、最も適切だと判断した方向へ進みます」

土曜日に体調不良で入院し、その後チームへ復帰したフェラーリF1のチーム代表フレデリック・バスールも、徹底的な調査を約束した。

「状況を慎重に分析し、何が起きたのかを正確に把握したうえで、バルセロナまでに確実に対処します」

■ブレンボ・グループ「非常に驚いている」

「ブレンボ・グループは、モナコGP後にシャルル・ルクレールが行った発言に非常に驚いています」

イタリアに本拠を置くブレンボ・グループ(Brembo Group)は、高性能な自動車やオートバイ用ブレーキシステムを手がける世界的な大手メーカーだ。こうした騒動を受け、ブレンボも異例の声明を発表した。

「現時点で当社は、シャルル・ルクレールが経験した問題の原因を把握していません。そのため、利用可能なデータを分析する前に最終的な技術的評価を行うのは時期尚早だと考えています」

またブレンボは、多くのF1チームが同社のブレーキ技術を使用していることも強調した。

「長年にわたり、F1世界選手権のチームはブレンボ製品を選び続けてきました。それは信頼性、革新性、そして最高レベルのパフォーマンスが認められているからです」声明はそう締めくくられている。

【関連記事】
●バスール代表が入院で予選欠場 フェラーリF1、モナコGPで揺れた舞台裏

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック
```