ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今後もマクラーレンに在籍し続けるとは限らない。1996年のF1チャンピオンであるデーモン・ヒルが話している。
2008年にF1チャンピオンとなったハミルトンは、2007年のF1デビュー以来、F1キャリアのすべてをマクラーレンで過ごしてきた。しかし、ハミルトンとマクラーレンの契約は2012年末で期限切れを迎え、昨シーズン中にはレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーとレッドブルのモーターホームで話し込むハミルトンの姿が見られていた。
「ハミルトンはマクラーレンからの移籍を考えているのではないか」と51歳になったヒルが『Telegraph(テレグラフ)』紙に語っている。
ヒルは今週初め、F1キャリアと共に、騒動が多く報じられるプライベートについてもうまくやりくりするようにハミルトンへアドバイスしていた。
キャリア向上プランのひとつであると考えられるのが、マクラーレン離脱ではないかとヒルは話している。ハミルトンは少年時代にマクラーレンの前チーム代表ロン・デニスに才能を見いだされて以来、マクラーレン一筋にレースキャリアを構築してきたため、マクラーレンの秘蔵っ子と言われてきた。
「マクラーレン離脱は自分に必要なことだと感じているのではないかな。13歳からずっといた家を離れるような感じになるだろうね」
「私がバーニー・エクレストン(F1最高権力者)なら、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)のチームメートとしてレッドブルのクルマで走るハミルトンを見たいと望むだろうね」