佐藤琢磨キッズアカデミーで涙の優勝!雨中で見せたドラマ、F1さながらの攻防にサーキット熱狂 8名の才能が躍動

2025年12月17日(水)8:45 am

記事要約


・佐藤琢磨主催のキッズ向けカートアカデミーが雨の中新東京サーキットで開催

・全国約1000人から選ばれた上位8名が参加し、雨の難条件下で基礎練習と走行に挑戦

・白熱のファイナルで堀澤くんが優勝、佐藤琢磨は挑戦と成長を称え次への糧にと激励


2025年12月14日、千葉県市原市の新東京サーキットで、レーシングドライバー佐藤琢磨が主催する「グリコ×With you Japan TAKUMA KIDS KART ACADEMY」が開催された。11月にモビリティリゾートもてぎで行われた「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE FINAL」の成績上位8名が今回のアカデミーに招待され、ワンステップ上のレーシングカートに挑戦した。

■12年目の「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」

2014年にスタートした「TAKUMA KIDS KART CHALLENGE」は今年で12年目を迎える。佐藤琢磨のモットー「No Attack No Chance ― 夢を持ち、夢に向かって一生懸命続けていれば必ず良い結果がやってくる」を掲げ、これまで多くの子どもたちがモータースポーツへとステップアップしてきた。

今年はカート初心者を含む全国21サーキットで約1000人がタイムトライアルに挑戦。11月のFINALには各サーキットから上位100名が集まり、さらにその中から選ばれた8名が今回のアカデミーに参加した。

■雨のコンディションでもキッズたちが全力走行

アカデミー当日の新東京サーキットは朝から雨。これまで雨天はなかったが、卒業生が事前走行で路面状態を確認し、長谷川謙一競技長とともに雨対策を講じてプログラムが進行した。

開会式で佐藤琢磨から注意事項と激励を受けた8名は、寒さに負けずカートへ。卒業生の先導走行で周回を重ね、続くブリーフィングではスラロームやブレーキングの基礎練習を実施した。時折スピンする場面もあったが、佐藤は「失敗しても良い、失敗から学ぼう!」と声をかけ、子どもたちは着実にスキルを伸ばしていった。

フリー走行では雨の走り方に慣れたのか、全員がタイムを更新。ファイナルレースのグリッドを決めるタイムプラクティスでは、8名全員が2秒以内に収まる大接戦となった。

■F1さながらの白熱バトル。堀澤くんが涙の優勝

グリッドに整列すると、まずローリングスタートの練習を実施。そして迎えたファイナルレース。スタートではポールの堀澤くんがホールショットを決め、澤くん、木津くんが続く。

レース序盤から各所で激しいバトルが展開され、トップ争いは堀澤くんと木津くんの一騎打ちに。F1さながらの展開にサーキットは大きな盛り上がりを見せた。

15周の激闘を制し、堀澤くんがポール・トゥ・ウィン。ピットに戻ると真っ先に父親の元へ駆け寄り、涙を流しながら抱き合う姿が印象的だった。堀澤くんは「お父さん、お母さん、友達や地元サーキットの皆さんが応援してくれて、その気持ちに応えられて本当にうれしいです」と涙ながらに語った。

トップ争いだけでなく、全てのキッズたちが最後の15周に学んだことを全力で発揮し、雨雲を吹き飛ばすような走りを見せた。

■佐藤琢磨「悔しさも次へのバネに」

総評で佐藤は次のように語った。

「今日は最後まで本当に素晴らしいレースでした。雨の1日でしたが、普段とは違う環境から学んだことも多かったと思います。悔しい思いをした子もいると思いますが、それを次につながるバネにして頑張ってほしい。そして今日ここまで応援してくれたご家族やサポートしてくれた関係者への感謝の気持ちを忘れず、次のチャレンジに向かって努力してほしいと思います」

今回のアカデミーは、未来のレーシングドライバーたちにとって大きな経験となり、雨の中でもキッズたちの情熱が際立つ1日となった。

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