【F1】サインツも衝撃 スペインGP新サーキット「24%バンクコーナー」大胆すぎる設計にFIAがゴーサイン

2026年06月22日(月)22:42 pm

記事要約


・サインツ、FIA承認の大胆なバンクコーナーに驚き

・タイヤへの負荷は高くなるが、他にないサーキットとして歓迎

・市街地と常設が融合する新レイアウト9月中旬開催予定


スペインGPの舞台としてマドリードで計画が進む新F1サーキット「Madring(マドリング)」において、目玉となる超高バンクコーナーがFIAの承認を得たことについて、ウィリアムズのカルロス・サインツは「非常に驚いた」と率直な感想を口にした。

同サーキットでは、すでに舗装など主要工事が完了している一方で、約10万人規模の仮設スタンドやホスピタリティ施設、安全フェンスの設置などは依然として残されており、現地では建設作業が続いている。

■完成へ最終段階 それでも残る“巨大イベント級”の準備

サインツが出席した6月16日の公式イベントでは、関係者やメディアにサーキットの最新状況が公開された。開催に向けて工事は順調に進んでいるものの、一部では準備状況を不安視する声もある。

マドリングの運営責任者カルロス・ヒメネスは次のように強調する。

「予定通りに進行しています。最も難しい工程はすでに終わっています。ただし、油断はできません」

■24%バンク「ラ・モヌメンタル」FIAとピレリが承認

このプロジェクトの象徴となるのが、全長540メートル、最大勾配24%を誇るバンクコーナー「La Monumental(ラ・モヌメンタル)」だ。これは、FIA規定上の上限値に達する設計となっている。

タイヤ供給メーカーのピレリとともにFIAも承認しており、F1としても異例の挑戦となる。

サインツは、この決定そのものに強い驚きを示した。

「設計を見た瞬間から、このサーキットでのレース開催が今年のF1カレンダーに組み込まれることをFIAが承認し、さらにピレリがゴーサインを出したことに、非常に驚きました」

さらに、タイヤへの負荷についても懸念を示し、チームとエンジニアにとって大きな課題になると語った。

「F1マシンにとって簡単なコーナーではありません。タイヤにかかるストレスは非常に大きいです。ほぼ180度のターンで、勾配も極めて厳しい。チームやエンジニアにとって頭痛の種になるでしょう。どう対処するのか見ものです」

一方で、この新コーナーの存在自体には肯定的な姿勢も見せている。

「しかし、歓迎すべきものでもあります。サーキットに個性とキャラクターを加えてくれています」

■200km/hで突入も? 「市街地×常設」が融合する異色レイアウト

マドリード出身のサインツは、このコーナーの走行イメージについても言及している。

「シミュレーターが必要になると思いますが、非常に印象的です。かなりの高速、200km/h近い速度で進入し、そのまま全開になると思います」

また、サーキット全体の特徴については「変化に富んだ構成」が最大の魅力だと説明した。

「第1セクターは、アゼルバイジャンGPのバクーのような長い直線を持つ市街地サーキットです。ターン7と8の後は一変し、常設サーキットのように広く高速なレイアウトになります。そして、第3セクターでは再び市街地サーキットに戻ります」

「このような構成のサーキットは他にありません。それが魅力と個性を生み出しています」

マドリングでのF1初開催は9月中旬に予定されている。

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