フェルスタッペンの“契約解除条項買い取り”を検討か レッドブル、将来不安の完全排除へ異例の動き

2026年06月22日(月)20:47 pm

記事要約


・レッドブルが離脱条項の買い取りを画策か

・フェルスタッペン去就に緊張感

・後継候補としてピアストリ獲得の噂も浮上


レッドブルが、マックス・フェルスタッペンの将来をめぐる不確実性を排除するため、契約に含まれる離脱条項そのものを買い取ることを検討していると報じられている。

ドイツ紙『Bild(ビルト)』によれば、現行契約は2028年まで残っているものの、成績に連動した離脱条項が少なくとも10月まで有効とされており、チームはその行使リスクを強く警戒しているという。

そのためレッドブルは、数千万ユーロ規模(数十億円規模)とされる支払いを行うことで当該条項を無効化し、エースドライバーの長期的な残留を確実なものにする案を検討しているとされる。

■ザルツブルクでの「極秘会合」経営トップが一堂に集結

この件は今月初め、オーストリア・ザルツブルクで行われたレッドブルの首脳陣による会議で議題に上がったと同紙は伝えている。

会合には、フェルスタッペン本人のほか、マネージャーのレイモンド・フェルミューレン、レッドブル共同オーナーのマルク・マテシッツ、筆頭株主のチャレーム・ユーヴィディヤ、オリバー・ミンツラフCEO、さらにレッドブルF1のチーム代表のローラン・メキースらが出席したとされ、経営陣が一体となって対応を協議した。

フェルスタッペンの存在がチームの競争力の中核であるだけに、異例とも言える最高レベルでの意思決定が行われたことになる。

■「勝てる環境」が条件 マネージャーは去就決断の早期化を示唆

フェルミューレンは、契約と忠誠心を強調しつつも、マシンの競争力が去就判断において極めて重要な要素であることを認めている

「契約は2028年まで結んでいます。もちろん解除条項はあり、これまでも常に存在していました。ただ、これまで一度もそれを行使したことはありません。私たちは常に忠実であり続けてきましたし、これからもそうです」

その一方で、キャリアにおける“勝てる環境”の重要性を明言した。

「私たちはレッドブルと共に歩み続けたいと思っていますし、マックスはレッドブルでキャリアを終えたいと思っています。ただし、それは勝てる環境であることが前提です」

さらに、今後の決断については長期化しない可能性にも言及している。

「全員が立ち位置を理解できるよう、早期に決断されることを望んでいます。夏休み前に決まる可能性もあります」

■後継候補はピアストリ 揺れる信頼関係

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、レッドブルとフェルスタッペンの関係について、すでに微妙な変化が生じているとの見方を示している。

「お互いの信頼が少しずつ失われているように感じます」

シューマッハによれば、レッドブルは最近、2028年以降の契約延長を打診したものの、フェルスタッペン側は慎重な姿勢を崩さなかったという。

「マックスはそれを望みませんでした。『今は必要ありません。契約は2028年までありますし、様子を見たいです』と言ったようです」

こうした状況を受け、レッドブルはすでに最悪のケースを想定し、後継候補の検討にも着手しているとみられる。

シューマッハはその対象について、明確にこう語っている。

「誰の話かは明らかです。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)ですよ」

実際に、レッドブル上層部のマルク・マテシッツと、ピアストリのマネージャーであり元レッドブルドライバーのマーク・ウェバーとの間で接触があったと報じられている。

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