アメリカGPをめぐって続いていた訴訟が解決したことで、再び軌道に乗る可能性が出てきた。
アメリカGPは、11月18日(日)に開催予定で、開催地となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズがテキサス州オースティンに建設中だ。しかし、アメリカGPの立案者であるタボ・ヘルムンドは、報酬などをめぐって、計画を引き継いだ主催者らを訴えていた。
地元紙『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』は、この訴訟が和解にいたったと報じている。
詳細はまだ不明だが、『Austin American Statesman(オースティン・アメリカン・ステイツマン)』紙は、この和解によって「オースティン初のF1GPに影を落としていた暗雲が晴れる可能性がある」と報じた。
ヘルムンドは次のようなコメントを残している。「これでわれわれ全員が、この問題を忘れられることを願っている」
ヘルムンドの弁護士も、この内密の和解は「オースティンのF1計画にとって良い兆しであり、われわれは、タボの夢だった素晴らしいレースを11月に目にすることを楽しみにしている」と述べた。
11日(月)には、F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が視察を行い、今回のニュースはこの3億ドル(約240億円)規模のプロジェクトにとって、いいタイミングで入ってきた良い知らせとなった。アメリカGPのチケットは、10日(日)に発売されている。