ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、マシンデザインを再考すべきとマクラーレンの2012年型車MP4-27に対する不満をぶちまけたが、チームメートのジェンソン・バトンも不満の声をもらした。
開幕戦オーストラリアGPでバトンが優勝し、順調なスタートを切ったかに思われたマクラーレンだが、その後は活躍できないレースが続いている。ハミルトンもタイヤ戦略によって命運が分かれた第7戦カナダGPで優勝したものの、純粋なクルマのパフォーマンスではライバルに先行されているのが現状だ。
マクラーレンはレース後の火曜日に本拠地で報告会を行うが、イギリスのメディアはこれを「危機サミット」と書き立てた。
バトンは、この会議が「暗い」ものになるだろうとコメント。マクラーレンの現状について聞かれると、「絶望してはいないが、心配ではある」とチーム代表のマーティン・ウィットマーシュも認める。
ウィットマーシュも、バトンの次のコメントを聞けば、もっと努力してドライバーたちを満足させなければと危機感を持つかもしれない。
「もしほかのドライバーを乗せてみたらどうなるだろうと思うよ」
「きっとすごいショックを受けるはずさ」とバトンは現在のマシンの状態を痛烈に皮肉っている。