F1界が夏休み期間に入った。
現在F1に参戦している全12チームの間で締結された紳士協定によって、休暇期間中はファクトリーを閉鎖し、スタッフ全員を14日間、自宅へと帰すよう記されている。
『Autosprint(オートスプリント)』紙の記者、アルベルト・アントニーニは「この期間の間、われわれはいったい何ができる? 何もない。全然何もない」と寄稿した。
最初にファクトリーの閉鎖を行ったチームはマクラーレン、前戦のハンガリーGP終了後の深夜に稼働を止めた。
レッドブル陣営が家路についたのは3日(金)。17日(金)に作業を再開する予定だ。
メルセデスAMG、フォース・インディア、ロータス、ウィリアムズ、ザウバー、ケーターハム、HRT、そしてマルシャの各チームは6日(月)から20日(月)までの閉鎖を選んだ一方で、トロ・ロッソの休暇期間は5日(日)からスタートした。
フランスの『Auto Hebdo(オート ・エブド)』は、唯一フェラーリのファクトリー閉鎖の計画だけが明らかになっていないと指摘している。
ザウバーのチーム代表を務めるペーター・ザウバーは、『Blick(ブリック)』紙のコラムに、「F1はピットストップを行っている。2009年から始まったこの仕組みはいいことだと思う」という意見を寄せた。
現在故郷のブラジルに戻っているウィリアムズのブルーノ・セナは、F1の稼働停止期間が自身にとって「数年間」で初めての「本当の休暇」だと語っている。
「エンジニアたちはパソコンすら家に持ち帰ることができないんだ」というセナのコメントを『Globo(グローボ)』が掲載した。
「スポンサーや、ジャーナリスト、それにチーム関係者と会うことはない。家にいて、自分のベッドで睡眠をとって、(母国の)太陽を楽しむことにするよ」とセナは久々の休暇を歓迎していた。