マクラーレンとの間ですでに技術パートナーシップを結んでいるマルシャだが、2013年はコスワース製のエンジンとウィリアムズ製のKERS(運動エネルギー回生システム)でF1に参戦することとなりそうだ。
これは現在マルシャの技術コンサルタントを務めるパット・シモンズが言明したもので、「来年、われわれはKERSを導入する」と発表し、以下のように続けた。
「ウィリアムズが開発したものを採用する予定だ。彼ら(ウィリアムズ)はそれを、去年はコスワース製エンジンとともに、そして今年はルノー製エンジンとともに使用している」
「われわれが導入する予定の2013年バージョンは、これをさらに発展させたものだ。工学技術、効率性、重量、どれをとっても申し分ない。ウィリアムズとは技術的にも商業的にもうまくやっているよ」
そしてシモンズはこうも述べている。
「エンジンはコスワース製のものを使用し続ける。マシンと一体となっての、エンジンの操作性改善とパフォーマンス向上に集中している」
なおKERSとは、2009年から導入されたブレーキング時のエネルギーを蓄積し加速に再利用するシステムのことで、マルシャがこれを導入するのは今回が初めてだ。