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F1第13戦イタリアGPフリー走行1回目、詳細レポート

2012年09月07日(金)18:55 pm

2012年F1第13戦イタリアGPが9月7日(金)、モンツァ・サーキット(1周/5.793km)で開幕。現地時間10時(日本時間17時)から90分間、フリー走行1回目が行われ、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がトップになった。

セッション開始時の天候は晴れ。気温23℃。路面温度は28℃。セッションが始まると各車が続々とコースイン。システムチェックなどを行うインストレーションラップを走った。そんな中、まずはフェリペ・マッサ(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1周のみタイムを計測。マッサが1分28秒370、ハミルトンは1分31秒028を記録してマッサがトップに立った。

その後、シャルル・ピック(マルシャ)もタイムを計測。2分8秒214を記録して3番手につけた。開始約20分を過ぎると、キミ・ライコネン(ロータス)などがコースイン。ライコネンは1分27秒369を記録してトップに立っている。

前戦ベルギーGPでのクラッシュにより、出場停止の処分を受けたロメ・グロジャン(ロータス)の代役であるジェローム・ダンブロシオも走行を開始。セッション開始から30分の段階では、1分29秒017を記録して3番手につけている。なお、今回は出場できないグロジャンだが、パドックにはグロジャンも姿を見せていた。

開始約30分、ハミルトンが1分26秒980を記録してトップへ浮上。コース上にはモンツァ名物とも言える落ち葉が落ちている場所もある。その後、ハミルトンは自身のタイムをさらに更新。1分26秒326を記録してピットへ戻った。

開始約40分、フェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムを更新。アロンソのタイムは1分26秒072だった。しかし、すぐにミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が1分25秒961を記録してトップの座を奪った。シューマッハは次の周にもタイムを更新。1分25秒422を記録している。一方、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が自身のタイムを更新したものの、シューマッハには届かず2番手。バトンはメインストレートでリミッターに当たりながら走行していた。

セッションの半分が経過した段階で、トップはシューマッハ、2番手バトン、3番手アロンソ。この段階で最高速を記録しているのはペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)で、時速339km、2番手シューマッハで時速338km、3番手はロズベルグで時速338kmとなっている。

バトンが再びタイムを更新したものの、タイムはシューマッハから約コンマ3秒遅れで2番手のまま。バトンは、最終コーナーのパラボリカ手前でもリミッターに当たっていた。また、セルジオ・ペレス(ザウバー)のガレージではメカニックが排気管周りで大がかりな作業をしている。現在ペレスはシューマッハから約コンマ9秒遅れの5番手だ。

モンツァは最高速が重要になるため、クルマを地面へ押しつけるダウンフォースを少なくして走るコース。そのため、ストレートから低速コーナーへのブレーキングで止まりきれず、コースオフするクルマも多い。

開始約60分、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が自身のタイムを更新。1分25秒762を記録して3番手に浮上。これでメルセデスAMG勢の1-3になった。その後、小林可夢偉(ザウバー)が自己ベストを更新し、1分26秒746を記録して14番手に浮上している。

開始約75分、セッション序盤に空気の流れを確認する塗料を塗って走るクルマはいたが、ティモ・グロック(マルシャ)がこのタイミングで塗料を塗ってコースイン。グロックは前後のウイングの左側に塗料を塗って一定のスピードで走行していた。

セッションが残り約5分になったところで、アロンソが第1シケインの待避路にクルマを止めて、クルマを降りてしまった。アロンソは、1コーナーへ向けてブレーキングを開始し、シフトダウンしたところで自ら待避路に入り、クルマを止めていた。

結局、シューマッハのタイムを破るドライバーは現れず、シューマッハがトップのままセッション終了。バトンが2番手、ロズベルグが3番手に入り、トップ3をメルセデスエンジン搭載車が占める結果となった。

可夢偉は1分26秒746を記録して14番手、チームメートのセルジオ・ペレスは、1分26秒323を記録して8番手になっている。

【結果】F1第13戦イタリアGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第13戦イタリアGPフリー走行1回目の結果

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