シューマッハ&ベッテルのF1チャンピオンペア、ROC国別対抗戦で6年連続優勝を達成

2012年12月16日(日)11:33 am

かつて7度F1タイトルを手にし、今季限りで再びF1を引退したミハエル・シューマッハ、そして2012年に史上最年少で3年連続のF1タイトルを獲得したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、15日(土)に行われたレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)の国別対抗戦でドイツに6年連続優勝の栄冠をもたらした。

【関連写真】レース・オブ・チャンピオンズの様子

今年で開催25周年目を迎えるレース・オブ・チャンピオンズは、F1、世界ラリー選手権(WRC)、世界ツーリングカー選手権(WTCC)、ル・マンで知られる世界耐久選手権(WEC)、2輪の世界選手権であるMotoGP、インディカーや、アメリカで人気のエックスゲームズ(X-GAMES)などといった世界の主要なモータースポーツカテゴリーから有数のドライバーたちが集まり、同一のクルマによって直接対決するというイベントだ。

今年はタイのバンコクで14日(金)から16日(日)にかけて開催されており、15日には各国2名のチームによる国別対抗戦であるROCネーションズカップが行われた。決勝戦は昨年まで5年連続で優勝を飾っているドイツとフランスの組み合わせとなり、シューマッハとベッテルが組んだドイツペアが優勝を果たした。翌16日(日)には個人戦が行われることになっている。

今回、最強のペアとなったドイツ代表のシューマッハとベッテルは15日(土)、やはり今年の大会に参戦するF1ドライバー仲間であるデビッド・クルサードとロメ・グロジャン(ロータス)とともに、会場となったバンコクのラジャマンガラ・スタジアムにおいて、国別対抗戦開催前にメディアのインタビューを受け、次のように語っていた。

ミハエル・シューマッハ(ドイツチーム)
「ぼくたちはいつもワクワクしながらレース・オブ・チャンピオンズにやってくるんだ。1年を締めくくるハイライトだからね。今回はバンコクにくることができてうれしく思っているし、このあとコースに出て僕たちにどういう走りができるかを見せられることをとても楽しみにしている。もちろん、セバスチャン(ベッテル)と僕がここで狙っているのは、ROCネーションズカップ(国別対抗戦)で6回目の勝利をおさめることだよ。今夜は厳しい戦いになるだろうから、大きなチャレンジになるだろうね」

セバスチャン・ベッテル(ドイツチーム)
「レース・オブ・チャンピオンズの何が特別かといえば、違ったクルマで戦いを挑むことになるし、いろんなカテゴリーのドライバーたちと会える素晴らしいチャンスがあるということだね。今年もミハエル(シューマッハ)と参加できるし、全員がこのイベントを楽しんでいるよ。とてもリラックスできるんだ。それぞれ互いに戦うことができるし、レースが終わればみんなで一杯ひっかけながら楽しくやれるからね。周りにいるのは強者(つわもの)たちばかりだし、つねに何が起きるのかわからない。今日はドイツチームがROCネーションズカップを勝ち取れるように頑張るよ。明日(の個人戦)を前にして、今夜はどれだけ厳しい戦いになるかがわかるだろうね」

デビッド・クルサード(イギリスチーム)
「僕は何度かレース・オブ・チャンピオンズに参加したことがあるけど、普段のレースとはまた違った雰囲気があって楽しいイベントだね。この暑さで汗をかき通しだから、もう若くないのは確かだね。だから、このあとイギリスチームでパートナーを組むアンディ・プリオールを助けるだけの十分なエネルギーが残っているかどうかわからないよ! 今年のコースも基本的にはこれまでと同じように作られているけれど、いつもよりはかなりスピードが出るから、かなり難しくなると思うよ。ドイツチームはすごく強力だね。彼らだけで10回もF1チャンピオンに輝いたペアだし、すごく大変なレースになるだろうけど、でもこの大会では、どこかのコーナーでちょっとしたミスをするだけですべてがぶち壊しになるからね」

ロメ・グロジャン(フランスチーム)
「僕たちはみんなここへ来て楽しんでいるよ。僕は今度で2回目だけど、去年とよく似たコースだね。少しだけ広いけど。こういうコースでは本当に気が抜けないんだ。ストレートもすごく短いから難しいサーキットだけど、めいっぱいアクセルを踏みつけながらコーナーをうまく切り抜けられたときには本当に楽しいんだ。だからみんなまた(ROCに)戻ってくるんだよ!」

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