苦境にたたされているザウバーがこのロシア企業との契約によって最終的に救われるのであれば、F1関係者もそれを歓迎するだろう。だが、F1ではこうしたことには常に懐疑的な声が聞かれるものだ。
ザウバーが15日(月)、ロシアの企業3社との提携を発表した。それらのロシア企業が実際にじゅん沢な資金を持っているのかをいぶかしがる者たちもおり、その中には信頼できる情報筋も含まれている。さらに、彼らと来年初開催が予定されているF1ロシアGPとの関係にも疑問の声があがっている。
例えば、来年ロシアGPが開催されるソチはロシア南部に位置しているが、今回ザウバーが契約を結んだ1社はロシア北西地域を拠点とする「ステート・ファンド・オブ・ディベロップメント・オブ・ノース-ウエスト・ロシアン・フェデレーション」だからだ。
しかし、ザウバーのコミュニケーション責任者であるハンスペーター・ブラックは『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。
「ザウバーは財政危機から脱出した」
「今季のレース続行も保証されている」
「カルテンボーンさん(チーム代表のモニシャ・カルテンボーン)が、今朝スタッフたちにそのことを伝えた。それは彼らにとっても驚きだった。自然と拍手が起こったよ」、とブラックは結んだ。