F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが今の地位を失えばF1に損害が及ぶことになると、F1の所有権を持つ株主たちが心配している。このように明かしたのは、エクレストン自身だ。
エクレストンは今年、ドイツにおいて汚職容疑での裁判が予定されており、そこで有罪であると認められれば投獄される可能性が高い。もしそうなれば、現在のF1最高権威としての地位からは追われることになるものと考えられている。
だが、83歳となるエクレストンは、自分の現在の状況をサッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドに例えた。同チームは、前監督であったアレックス・ファーガソンが昨年引退したことにより、今年はすっかり調子を落としてしまっている。
『Sunday Express(サンデー・エクスプレス)』は、F1ビジネスの記者であるクリスチャン・シルトに対して語ったエクレストンのコメントを掲載した。
「おそらく我々の取締役会メンバーはサッカーファンだと思うが、彼らがあの人物(ファーガソン)をマンチェスター・ユナイテッドから追い出したことでどうなったかということが分かったようだとひそかに感じているよ」
そのエクレストンは、自分の後継者候補としてレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーの名前をあげているが、再びマクラーレンの最高権威の座に返り咲いたロン・デニスは、ホーナーがエクレストンの後を継ぐべきではないと考えているようだ。
デニスは、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「私は、クリスチャンに対しても、ほかのどのチーム代表に対しても何の反感も持っているわけではないが、個人的にはそれまでF1チームの代表を務めていた人物を、F1を運営する地位に置くのは賢い判断ではないと思っている」
「対立することがあまりにも多いからね」とデニスは主張した。