2024年ELMS第6戦ポルティマオ4時間レースに出場したTGR WECチャレンジプログラムの宮田莉朋は、中盤の2スティントを担当し、開幕戦以来となる今季2勝目を挙げた。宮田はドライバーズランキング3位でシーズンを終えた。
昨年スーパーフォーミュラとSUPER GTでダブルチャンピオンを獲得した宮田は、今年TOYOTA GAZOO Racing WECチャレンジプログラムのドライバーとして世界に舞台を移し、FIA-F2選手権に加えて、ELMSのLMP2クラスに、スイスのクール・レーシングから参戦。
ELMSデビュー戦となった開幕戦のバルセロナでは見事初優勝を勝ち取り、最終戦の今大会で有終の美を飾った。
宮田はチームへの感謝を述べ、12月のF2レース2連戦に臨むことになる。
■宮田莉朋のコメント
「ELMS最終戦ポルティマオ優勝しました!開幕戦の優勝に始まり、最後も優勝という形で終えることができました。ムジェロからチームと共に改善策を考えて今回のレースに臨んだので、優勝できたことを嬉しく思います。
また、素晴らしいチームとチームメイトと共に最後のレースで勝てて、感謝しかありません。シリーズランキングも3位で終えることができ、皆様の応援が本当に力になりました。1年間応援ありがとうございました!
F2が12月にカタール、アブダビで行われるので、引き続き応援よろしくお願いいたします!」
トヨタはF1で勢いを増すハースF1チームと提携したばかり。現在、宮田はF2の年間ランキングは19位に留まっているが、ラスト2戦で好結果を残して次の日本人F1ドライバー候補になることが期待されている。