F1モナコGP開催料は倍増！2031年まで6年契約延長、年間40億円の舞台裏とは？

モナコGPの主催者は、新たなF1レース契約を確保するために、年間レース料の2倍を支払うことで合意した。

F1とその統括団体であるFIA（国際自動車連盟）は木曜日、2031年までのモナコGP契約更新を歓迎し、F1のステファノ・ドメニカリCEOは、「F1が引き続きモナコ公国で開催されることを大変嬉しく思います」とコメントした。

■開催料は年間0円から20億円、そして40億円へ

しかし、『ラジオ・モンテカルロ』、『ビルト』紙、『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙など複数の権威ある情報筋によると、この契約はモナコにとってかなりの負担を強いるものになったようだ。

「近年、モナコはF1に年間1200万ユーロ（約20億円）しか支払っておらず、それ以前は何十年もの間、開催料をまったく支払っていなかった」とドイツ紙の『ビルト』は報じている。

「今、モナコはさらに多くの資金を捻出しなければならない。モナコは今後、このスペクタクルのために毎年2500万ユーロ（約40億円）を費やすことになるだろう」

■F1とモナコの交渉は数ヶ月

モナコとF1の交渉は難航したという噂もある。

「この契約は、モナコのイベントの将来に疑問を投げかける数か月にわたる話し合いの末に締結された」と、イタリアのスポーツ紙『ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト』は主張している。

「2025年に期限が切れる前の契約では、グランプリは『歴史的なイベント』として認められ、主催者はレース開催に約1500万ドル（約23億円）を支払っていたが、これはカレンダー上の他のサーキットよりもかなり少ない金額だった。

「グランプリを失うリスクと、ヨーロッパのレースをローテーションさせる可能性があるという最近の噂により、モナコ自動車クラブとアルバート公はステファノ・ドメニカリと会談し、2031年までのグランプリ開催をほぼ1シーズンあたり3000万ドル（約46億円）で確保した」